延期の修旅と一校一館貸切の弊害
大分で旅行業やっています
おおいたツーリストの中村です
感染者数の増加により
大分県もステージ3に引き上げ
先週から県内のコロナ対応も
一段と厳しくなってきました
市内の繁華街も夜8時頃になると
驚くほど人が歩いてない状況なんで
改めて非常時なんだと感じます
朝刊に5~6月に予定されていた
別府市の公立小中学校の修学旅行が
軒並み延期という記事がありました
小学校の多くは県内で1泊
中学生は九州内か関西の
2泊3日というパターンが多く
当社も今月実施予定だった
学校や幼稚園からの取消が入り
今月の予定はほぼ消えました
バス会社の担当者も
先週から凄い数の取消しと
二学期以降に変更した場合の
空き具合の問合わせばかりだそう
例年、新年度になった4月のはじめに
二学期の行事でバスは予約されるので
この段階で
一学期から二学期に振り替えて
台数口のバスが2日間、3日間と連続で
取れるかと言うと結構、難しい訳です
ホテルも同様で既に他校の予約が
入っているので、受入ができない
修旅は、基本「一校一館」がほとんど
キャパ的にはまだ十分余裕があっても
他校とのトラブルを避けるためとか
浴場の貸切時間を設ける為等の理由から
二校、三校と重複して予約を受けない
また、契約上受けられないと、いうのが
学校、旅行会社、宿泊施設との間の
慣例というか一般的な取り決め
小規模校なら受けられる施設も
大きな学校だと収容的に無理な施設が
相当数あります
学年をクラスごとに分解して
日程をずらしてくれれば
かなりスムーズに取れるんですけどね
なので、いったん延期しますとなっても
最後まで決まらず、最終的には実施
できずに終わってしまう事も多いんです
今回の第四波と言われる感染拡大で
また生徒さん達が振り回される事に
なってしまっているようです
現在、よく聞かれるのは
祝日連休の利用や
夏休みや、冬休みの短縮
8月下旬の空いている時期に
それらの行事を行う考え方
または本来、学校が休みの日に
行事を実施し振替にするんだそう
いつ実施したいのかではなく
いつなら実施できるのか?
そこを軸に行事日程を決めていく
学校の先生も観光関連業も
正直、コロナのせいで余計な手間が
めちゃくちゃ多かった一年間です
なんだかんだ言っても
今年いっぱいでこのコロナによる
ゴタゴタも終わるでしょう
来年の今頃は
とんでもなく忙しい毎日になって
いるでしょうから
正直、来年の仕入れのほうが
もっと厳しいのではないでしょうか
そして、うちのような
従来手法のアナログ旅行社は
コロナ後のビッウエーブを最後に
衰退の一途を辿っていくんだろうと
そう思っています
それでは、今日はこれくらいで