ブログ

公費負担になる葛飾区の修学旅行費

 

 

おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です

 

 

2024年9月6日(金)

1834号になります

 

今日もよろしくお願いします

 

 

二学期と言うのは、学校行事が多い

 

 

社会見学や見学遠足はだいたい二学期

修学旅行も今は分散化してきていますが

やはり秋の修学旅行の実施が多いです

 

 

 

 

来週も数台を使う社会見学の予定が

入っていて、打ち合わせなどをしています

 

 

ある小学校の先生から

「おたくは修学旅行の見積もりはしないの?」

と、尋ねられました

 

 

正直な所、今はやっていません

出来ないというより、そこに掛かる時間が

膨大なため辞退しているという感じです

 

もったいないと思われるかもしれませんが

修学旅行を取扱う他の旅行会社も

宿泊施設が確保できなかったり

バスの手配が難しくなったりしていて

 

修学旅行の取扱いそのものをやめる

動きも出ているのが正直なところです

 

 

何にそんなに時間がかかるのか?

例えば、企画書の作成から予約、手配

先生方への説明会、保護者への説明会

引率の先生方と事前の下見

何度となく打ち合わせ

 

例えば名の知れた大手などがやれば

保護者も学校も安心感ありますが

うちあたりが受注したらどうでしょう?

 

 

かと言って儲かるかと言うと

もっと手間のかからない普通の団体

(社員旅行だったり老人会だったり)を

ササッと扱ってた方が断然早いし儲かる

 

 

儲かるか儲からないかなんていう

物差しだけで仕事を選ぶのは

良くないかもしれませんが

 

 

 

ウチのような体制も整ってない会社が

なまじ手を出すと、その仕事だけに追われ

結局、全体の数字も落ちてしまう

 

そんな理由から辞退させてもらっています

 

 

 

 

今朝の新聞に東京都の葛飾区が

来年度から中学校の修学旅行費を区で

賄うようにするというのがありました

 

 

区内の中学3年生2900人が対象で

2泊3日の京都旅行、一人当たり約8万円

事業費は2億3千万円だそうです

 

 

今、全国的に給食費の無償化が

徐々に広がってきていますが

修学旅行費を区が負担するというのは

東京都内では初だそうです

 

 

本当は行きたいけど家庭の事情で

行けないという生徒さんもいるでしょうし

 

何より子育て世帯の負担を軽くする

と言う意味では8万円は大きいと思います

 

 

この動きが全国的に広がるのか

 

今のところ、

ちょっとそうは思えませんが

 

少子化が進む中で「修学旅行」は

学校生活の中でも特別な物ですから

 

 

一人でも多くの生徒に味わってほしい

と思うのですが

 

 

一旅行業者としては、内容と金額の精査

保護者負担でなくなることに乗じた

割高な商品が横行しないように

学校も行政も目を光らせる必要が

あるような気がします

 

 

 

辞退するなんていう割に、

勝手な事ばかり言って

申し訳ないのですが・・・

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

ページの先頭へ