佐伯ー宿毛航路の消滅
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わたくし目線で書いております
おおいたツーリストの中村です
きょうも少しお付き合い下さい
去年10月19日から運休中の
高知県宿毛市と大分県佐伯市を結ぶ
宿毛フェリー唯一のカーフェリー
「ニューあしずり」が差押えられ
高知地裁が競売手続きを始める
決定を出した
というニュースがありました
記事によると、訴えは山口県の
造船会社「中村造船鉄工所」で
おととし12月に船底の修理を
また去年6月に船舶安全法に基づいた
年1回の中間検査を行った費用
合計3300万円余りの支払いを
求めているものです
実はこの話、昨年秋には燃料高騰による
燃料代不払いで仮差押さえされている
と聞いていました
申立て先は北九州市の「寿燃料」
不払額は約2000万円で
2年前から滞り始め6月に取引を打切り
福岡地裁小倉支部に申立てしたという
表に出ているだけでも燃料代、修理代、
検査費用などの支払いが出来なくなって
いたようです
宿毛市の担当者は
「物流や観光の面でも市に影響が出ており
航路を存続してほしい」とコメントしています
しかし普通に考えて、唯一の船が
差し押さえられ、負債もあり
すでに操航に関わる海上社員15人も
全員解雇していて・・・
現状ではかなり厳しいのではと思います
私も足摺岬や、四万十川遊覧などの旅行で
以前はよく利用してましたが
旅行造成には運行時間帯が悪く
一隻でのオペレーションでは
使いづらいという感じでした
最近は佐賀関~三崎航路や
臼杵~八幡浜航路の利用が多いのですが
八幡浜(大洲)からの松山道(無料区間)や
宇和島道路(無料区間)が出来たので
陸路の移動が便利で早く、安くできます
四国西部エリアの高速道路網の充実により
宿毛フェリー航路の需要が
落ちてきたのは確かだと思います
利用者の利便性を考えると
存続(再開)は歓迎すべきことでしょうが
民間である以上、採算がとれないのに
部外者が無責任な事は言えません
このエリアは
竜串の海中公園や四万十川遊覧など
魅力的な観光資源が多く残っており
外国人観光客の間で人気に火が付けば
観光的には将来性ある地域だと思います
観光業界に身を置くものとしては
成り行きを注目していくしかないですね
それでは、今日はこれくらいで