大分で旅行会社をしてます

おおいたツーリストの中村です

 

 

きょうも少しだけお付き合い下さい

 

 

 

昨日は貸切バス乗務員の

飲酒運転対策や点呼について

書きましたが

 

 

ブログを読んで下さっている

山梨で運送業をされているJinさんから

 

 

「乗務員さんの検査がしっかりして

いるのはわかりましたが、添乗員は

運転しないので検査なし」は意外

 

 

という、コメントをいただきました

私にすれば、その意外が意外で

 

バック誘導もしなければ、

緊急時に運転を替わることも

できません

 

 

「乗務員」と「添乗員」って

文字は似てるけど

仕事内容は全然違ってて

 

 

よく

「中村さんも右手に見えますのは・・・

とかやるんですか」と聞かれますが

 

それはバスガイドさん

バスガイドさんとも違います

 

 

「添乗員」は主に旅行会社の方

派遣会社に所属されてる方もいます

 

 

ツアーコンダクターや

ツアーリーダーなどと

呼ばれたりもします

 

 

添乗員の主な業務は「旅程管理」

お客様との間で結ばれた旅行契約を

約束通り遂行するための人

 

 

国内旅程管理主任者と

総合旅程管理主任者の

2種類があって

 

海外旅行の添乗もしようと

思うなら総合のほうが必要

 

 

この資格を持たずに添乗業務を

行うと旅行業法違反になります

 

 

よく店頭パンフレットなどで見る

総合旅行業務取扱管理者

というのとは、またちょっと違う

 

取扱管理者はお客様との

契約や商取引上の責任者

 

旅行社を起ち上げようと思えば

最低1名は必要な資格です

 

 

 

 

(カリスマ添乗員と呼ばれる日本旅行の平田さん)

 

昔はよく憧れの仕事「添乗員」

とか言われて事もありましたが

 

ハードな上、休日も不規則で

正社員でない限り賃金も安いので

 

特に今年のような状況になると

もの凄くしんどいと思います

 

よっぽど好きじゃないと

個人的にはおススメしません

 

 

 

まぁ、このブログをいつも読んで

くれてる「佐伯のきくりん」という

プロの添乗員もいるようなので

 

これを見てどう思われるか

わかりませんが・・・・

 

 

 

私の場合、「プロ」のというより

普段は旅行の営業マンが

当日になると、急に添乗員と名乗り

 

一緒について来てる くらいにしか

思われてないと思ってますから

 

自らツアーコンダクター

などとは思った事はなく

 

 

「宴会の太鼓持ち」とか

「居ると少し便利な人」くらいの

そんな感じでご一緒させて貰ってます

 

 

 

最近はもう無くなりましたが

 

若い頃は、東南アジアあたりで

公序良俗に反するような事も

 

 

土建業や消防団、JAの青年部とか

男ばかりの団体になると

 

そっち側のリクエストに応えるのは

添乗員として必須だったり

 

逆にその辺にさばけてないと

営業としての数字が作れなかったり

若い頃は葛藤もありました

 

決してカッコいい仕事ではないと

思っています

 

 

現在は、自分のお客様と

自分が作った旅行を添乗するので

気も楽ですが

 

 

20代の頃、自社の募集ツアーに

駆り出されていた頃を、もう一度やれ

と言われても、もう無理ですね

 

 

私、富士登山には二回行ってるんですが

そのうち一回は、八合目の山小屋までで

登山ガイドが「悪天候で危険」を理由に

引き返したことがあるんです

 

 

下山したその日か、その次の日か

山梨でブドウ狩りして羽田に向かう

みたいな行程になってて、そしたら急に

 

 

「富士山に登りたくて参加したのに

ぶどう狩りがしたくて来た訳じゃない!」

と、一部の人達がいい始め

 

「今からでも登らせろ」

「半額返せ」と

若き日の中村青年に詰め寄る訳です

 

なんか、当時は似たような事が

よくあったような気がします

そのたびに、

 

添乗員ってロクなもんじゃねえなと

よく思ってました

 

あの、富士登山事件は

今でも時々、思い出します

 

 

今日は、グダグダ言ってるうちに

えらく長くなってしましました

 

 

さらっと、1分で読めるブログを

目指していながら・・・

 

ドロッと3分かかる上に

読み終わっても何も残らない

 

後味の悪い

ブログになってしましました

 

 

で、つまり山梨のJinさん

 

結論として、

乗務員と添乗員は違って

 

 

中村は添乗員ではなく

太鼓持ちのほうを

30年近くやってるという事です

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

今日もお読みいただいて

ありがとうございました

          (潮ちゃん風)