バスツアーの定番ってなぜ『寅さん』や『釣りバカ』なの?
大分で旅行会社やってます
バス会社貸切バス営業OB
おおいたツーリストの中村です
さて、最近このブログを読んで
いただけている方からの
質問をいただく機会があって
大変ありがたいことです
きょうは、こんな内容です
旅行あるあるでの質問ですが
バス旅行の帰路で流すビデオは
どうして「寅さん」か「釣りバカ」が
定番なんですか?
という質問です
どうしてか?私の想像ですが
男はつらいよも釣りバカ日誌も
昔から日本人の万人受けする
松竹お正月映画の定番で
色んな意味でエグいシーンがなく
安心して、笑って観られるのが
選ばれる理由じゃないでしょうか?
やはり、不特定多数の方々に
提供するコンテンツが
暴力的過ぎたりエロ過ぎても
まずいでしょう
あくまでも私の想像ですが・・
この二本とも映画館で見た事は
一度もありませんが・・・
ほとんどの作品を業務中に観てる
これって添乗員あるあるでしょうね
そういう添乗員多いと思います
最近は、こういう映画モノより
短い時間で見終われたり
到着して、途中でも切りやすい
綾小路きみまろの漫談などが
定番となってきていますね
ちなみに
お客様がレンタルDVDを持込み
又は、
複製したものを車内で流すのは
厳密に言うと禁じられています
まあ、繰り返し、日常的な場合で
なければ、1回だけで罰金という
事はないでしょうが・・・
バス会社としては、基本的には
お断りしたいところです
バス会社は車内で使用出来るよう
各映画会社から正式許諾を得た
業務用映画(二次使用権利)を供給する
会社から年間契約でレンタルします
期間はほぼ1年間が多く
金額は1本、1~3万円程度
話題だった人気映画や
子供向けやお笑いなど
バリエーションも幅広く
内容によって金額もまちまちで
バス会社の担当者によって
何を仕入れるのかも変わります
そのバス会社の保有台数や
顧客からのニーズにあわせて
その年にレンタルする内容や
本数も若干変わります
今年のようにコロナの影響で
貸切バスが動かないと
見ても見なくてもかかってくる
DVDのレンタル費用も
痛い経費の一つになってきます
最近はバスガイドさんのいない
ワンマン運行も増えてきてて
スマホにイヤホンで
自分の観たい動画をみたり
「うるさいだけなので
流さないで下さい」という
お客様も増えてきました
あ、そうそう・・・
「スマホで動画」で思い出しましたが
wi-fiが利用できる貸切バスを
指定されてこられる方もいます
カーナビ機能の延長で
モニターで観光ガイドし
あとはwi-fiが付いてれば
余計なソフトの提供はいらない
そんな時代がもう来ています
私なんかは、昔のバス旅行が
懐かしくて好きですけどね
それでは、今日はこれくらいで