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トイレ付貸切バスは全国でも希少なのです

 

 

 

大分で旅行業をやっています

おおいたツーリストの中村です

 

 

建設業の団体のお客さまが

明日から宮崎にいかれます

 

 

 

明日は宮崎カントリークラブで

行われる女子プロの観戦

 

 

リコーカップの3日目だと思いますが

終日、観戦されます

 

 

翌日の日曜日は、宮崎市内の

コルフ場でご自分達がプレーされます

 

 

日曜日は少し冷えるのかも

しれませんが、南国宮崎なので

大分でやるより楽しめると思います

 

 

さて、男性ばかりの団体に

よくあるのが道中で飲酒して

次のトイレ休憩が気になる

 

 

「なんでトイレ付のバスを用意しないんだ」

というお叱りを受ける事もあります

 

 

実は、いま高速バス、夜行の

長距離バスを除き、貸切バスでの

トイレ付ってほとんどありません

 

 

私がこの仕事始めたころは

バブルが音を立て始めた頃で

 

 

結構、関西や中部、関東にも

貸切トイレ付きバスというのがあり

おそらく、大分でも

あったように記憶しています

 

 

あれ、何で減ったかご存知ですか

 

 

現在、運行している全国の

貸切バスの中でトイレが設置

 

されているのは全体の

わずか1%だそうです

 

 

理由は、いろいろあるでしょうが

 

 

特殊車両となるため

貸切料金が高くなってしまう事

 

それには

清掃費が追加で必要だったり

特別なメンテナンスを要したり

するためと思われます

 

 

また、大体の場合、

バス車内中央部もしくは、

最後部にトイレスペースを置くので

 

座席数が通常のタイプより

減ってしまい乗車効率が悪くなる

 

つまり一人当たりが高くなる

ということが理由として考えられます

 

 

まあ、私が耳にしている所だと

もっと平たくいえば

 

 

担当者が就きたがらない

 

 

例えば、泊りの仕事で車庫に

帰らない場合は、運転手自身が

片づけや清掃をしなければならない

 

また、安心して飲酒できるので

度が過ぎる酒量となってしまい

泥酔した客が多くなってしまう

 

 

つまり、トイレ付きバスの担当に

なったりしたら相当大変な訳です

 

 

それに、昔に比べ

道の駅やサービスエリア

パーキングエリア

 

 

大型車が立ち寄って大人数が

トイレを利用できる施設が増えてきた

 

こまめにトイレ休憩を取る事で

トイレ付のバスは要らないんじゃないか

 

そんな風潮になったのも確かです

 

 

 

 

では、私の友人の田中さんから

バスのトイレってどういうモノなの

 

という質問メールを頂きましたので

その部分について少し書きますね

 

 

先ほども書きましたように

バスの中央部分と最後尾部分の

二つのタイプがあります

 

 

それぞれの特徴は・・・

 

 

バス中央部分にあるバスは

 

車体中央・運転手席側に設置されているトイレ付貸切バスは、どの座席からもトイレに行きやすく、乗客にとっても便利です。一方で、トイレがある位置の前後や隣の席の人は頻繁に人が行き来するため、リラックスして過ごせないデメリットがあります。また、車体中央に設置されたトイレは階段になっており、貸切バスの走行中は行きにくい場合があります。

 

最後尾部分にあるバスは

車体後方に設置されたトイレは車内の通路と段差がなく、足腰の悪い方でも簡単にトイレに入ることができます。一方で、前方の座席に座っている人は、トイレまでの距離が長く、走行中のバス車内で移動しにくい場合もあります。

 

 

 

洋式便座なので

中に入ってしまえば

 

 

航空機のそれとほとんど

変わりありません

 

 

極端に狭いと感じる事も

ありません

 

 

 

 

私がまだ駆け出しだったころ

 

 

大阪の某バス会社のバスにのって

添乗してると

 

「このバスにはトイレが付いていますが

トイレは使用しないでください」と

 

マイクで言ってたガイドがいて

 

「なぜなら、使用されると私が

片づけなくてはならなくなるから

 

トイレの御用がございましたら

お早めにお声かけ下さい

車を停めさせていただきます」

 

 

なら、

トイレ付の意味がないじゃないか

と、客に言われつつも

そのキャラで爆笑を誘っていました

 

 

結局、期間中

車内のトイレを使ったお客様は

一人もおらず

 

「トイレ付バスで行く

夫婦水入らず南紀勝浦温泉の旅」

 

と、銘打ったこのツアー

 

 

今考えれば、こんなの口コミで

一発でたたかれる所ですけどね

 

 

まあ、この時代が

旅行業の一番いい頃だったかも

しれません

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 
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