ブログ

超高額な貸切バスの時代が来ました!

 

 

おんせん県おおいたで

貸切バス旅行を扱う

旅行会社をやっています


おおいたツーリストの中村です
 

 

2023年10月13日(金)1507号

 

今日も宜しくお願いします

 

 

 

9月にも何度か貸切バス料金の

基準金額が10月から上がりますよ

 

という話を書いたんですが

 

 

今月出発する団体分については

バス会社が発行する「運送引受書」に

旧運賃適用とあればそれまでの

受注分として対応してくれるんですが

 

 

それにしても今回の改正

どこも、思いっきり上げてきました

 

 

 

そもそも貸切バスの料金って

車庫を出て車庫に帰庫するまでの

時間と距離で決まるんですが

 

1時間あたりいくら

1キロ当たりいくら

というのは

 

全国の運輸局で定められた

上限金額と下限金額の間に

収まっていないといけなかったんです

 

例えば九州運輸局で言えば

大型バスの場合

上限は6910円/時間 150円/Km

下限は4790円/時間 100円/Km

 

なので、

朝8時くらいから夕方4時ごろまで

 

全行程で100キロくらいの

日帰り旅行を組んだ時

 

 

バス代は下限が約6万円

上限は8.8万円(いずれも税別)と

その幅は約3万円近くになります

 

 

 

 

(イメージ)

 

 

要は、バス会社はその幅の中であれば

いくらで売ってもいいのです

 

 

いいんですが、やはりバス会社も

競争の中で経営していますから

 

バスを遊ばせても運転手を遊ばせても

お金にはならない

なので、下限付近まで下げてでも

受注したい訳です

 

正確には、したかったわけです

 

 

しかし、コロナを経験し

地獄を見たものの強さでしょうか

 

この10月からはちょっと違います

 

 

先ほども言ったように

今回、9年ぶりくらいに運賃の

改訂が行われたんですが

 

 

下限運賃については

これまでの約20~30%増しで

単価の設定が行われ

 

上限運賃の設定は取り払われました

 

つまり貸切バス代の底上げと

青天井状態なわけです

 

どれだけ高く売っても

これまでのように

制限はない訳ですから

 

お客様さえ了解すればですが。

 

 

そこに来て

バス会社の乗務員不足

 

車庫にはバスが余ってて

動かす人がいない状態

 

(タクシー会社も同じ状態

なんですが・・・)

 

 

もう、半ばヤケなんじゃないか

くらいの金額で言ってきます

 

 

 

 

先ほど、他の旅行社の方と

話してたんですが、奄美大島3日間の

見積で五十万弱で回答されたと

話されてました

 

 

まあ、中身は詳しくわかりませんが

通常、島観光なんて初日と最終日は

半日づつくらいしか使いませんし

 

そんなに距離を走るわけでもないので

 

今までの感覚だったら

まあ、大型ガイドなしで

24~5万に消費税という所

 

 

下手な見積もりを出してたら

大怪我してしまうという事です

 

 

来年は貨物も旅客も

乗務員さんの労働基準が

厳しくなり大きな変革を迎える

「2024年問題」が控えています

 

 

これまでなら

大分から長崎まで日帰りツアー

なんていうのも可能でしたが

 

来年からは乗務員2名体制で

バス代もバカ高くなるでしょう

 

ただでさえ居ない乗務員を

二人も取られるわけですから

それはそれなりの金額にはなります

 

 

 

学校の社会見学、バス遠足、部活送迎など

短い時間で短距離ならそれほど極端には

変えてこないかもしれませんが

 

 

一般団体の旅行などについては

明らかに高くなっていきます

 

「高いというなら使わなくていいよ」

くらいのスタンスのバス会社も

実際、ありますからタチが悪い

 

 

というか、燃料も維持費も

全部が高くてギリギリの所ばかり

なので、仕方がない話です

 

 

今朝の新聞に載ってましたが

大分県は長崎県に次いで

全国第2位のガソリンの高さだそう

 

確かに、福岡県に入った途端

10円以上違ってたりして

 

もう、どうせ高いんなら

中途半端に二位じゃなくて

 

 

長崎よりも高くして

全国一を目指してしまえ!

なんて思います

 

怒られるかな?

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

 

 

ページの先頭へ