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海外航空券の中身はこうなっている②

 

おんせん県おおいたで
貸切バス旅行を扱う
旅行会社をやっています

 

おおいたツーリストの中村です

 

2023年7月04日(火)1407号

今日も宜しくお願いします

 

きのうのブログで

 

国際線の航空券のお話をしました

 

国際線の航空チケットを

細分化してみると

いわゆる「飛行機代」と言われる

運賃とは別に

 

 

・燃油サーチャージ

・航空保険料

・国内空港使用料

・現地空港諸税

 

 

の不随費用が含まれていると

書きました

 

その中の

燃油サーチャージについて

昨日は書きましたが

 

そのほかに

航空保険料と使用料や空港税

と呼ばれるものについて

少しだけ書いてみます

 

 

航空保険料とは

航空機の事故や損失を対象にした
保険で、航空機事故に伴う莫大な
損失に備えて航空会社が契約する保険
 
機体の損害や死傷した乗客への
損害賠償金などを支払うことを
目的としていて米同時多発テロ後に
各国の航空会社で導入が進んだ
というモノです
 
 
保険料はおおよそ400~500円
JAL、ANAともにこの4月から
片道(1区間)400円になっています
 
これもすべての路線が対象ではなく
引き受けない路線や国なども
リスクによって発生しています
 
 
そしてもう一つ
国内空港使用料と現地空港諸税
 
 
国内線の話をここで書くと
少しごっちゃになってしまいますが
 
国内空港使用料とは
 
空港旅客サービス施設使用料と
言う場合もありますが
PSFC/PFCと略されます
 
 
基本的に
チケットの中に含まれるもので
空港の見学やお食事、買い物
お見送りなどにはかかりませんし
 
座席を占有しない幼児なども
チケットを持たない場合はかかりません
 
ちなみにこれは国内線利用の場合の
主な空港の大人料金で言えば
 
新千歳270円
羽田290円
伊丹260円など
3歳~12歳のお子さんは半額
 
 
成田や中部、関空などの
国際線ターミナルでは
440円~450円と比較的高い
 
また全国すべての空港で
課されている訳ではなくて
 
庄内、高松、松山、広島、長崎、
大分、佐賀、熊本、鹿児島、
奄美空港、石垣空港などは無料です
 
 
 
そして最後に海外の
空港諸税ですが先ほどの
国内の空港施設利用料の海外版
 
世界各国の主要空港で
必ずチケットの金額に
切り込まれています
ちなみに
 
 
■成田国際空港
○出発の場合
・旅客サービス施設使用料:2,090円
・旅客保安サービス料:520円

○乗り継ぎの場合
・旅客サービス施設使用料:1,050円
・旅客保安サービス料:520円

※いずれも大人料金。第1・2ターミナル利用時の料金

■関西国際空港
○出発の場合
・旅客サービス施設使用料:2,730円
・旅客保安サービス料:310円

○乗り継ぎの場合
・旅客サービス施設使用料:550円
・旅客保安サービス料:310円

※いずれも大人料金。第1ターミナル利用時の料金
 
となっており
 
国内線に比べ空港の施設利用料も
高いことが分かります
 
 
そして空港諸税には
手荷物検査をはじめ
空港の安全のために徴収される
旅客保安サービス料(PSSC)
 
4年前から導入された
国際観光旅客税
通称「出国税」もあります
 
 
 
結構、こんなの取られてるの?
と知らない方も多いかもしれませんが
 
日本を出国する際
一律、一人1000円を
航空券代に上乗せされて
取られている訳です
 
 
というわけでまとめると
航空券代の中身を細分化すると
 
・航空運賃

・燃油サーチャージ

・航空保険料

・国内空港使用料

・現地空港諸税

 旅客保安サービス料

 ・出国税

 

 

という中身で構成されているのです

 

 

LCCですごく安く買えたと

思っていても思いのほか

安くなかったりするのは

 

こんな理由があったりするわけです

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

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