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派遣添乗員さんの嘆き節

 

 

大分で貸切バスを使う旅行や送迎で

お得に手間なく予約されたいお客様の

お手伝いをしております

 

 

同時に

大分の観光情報や身近な話題

近の出来事で感じたことを

わたくし目線で書いております

 

 

おおいたツーリストの中村です

きょうも少しお付き合い下さい

 

 

 

 

一昨日、福岡の添乗派遣会社の

営業の方が見えられて

ついつい長話になってしまいました

 

 で、最近は派遣添乗員が凄く大変なんだ・・・

 

 

と云う話を

 

聞いたというところまで書いたんですが

今日はその続きを書かせていただきます

 

 

で、何が大変なのか?

 

昔のように募集ツアー(主催旅行)が

集まらない、つまり催行されず

新人の方が経験を積めない

 

 

私がこの世界に入ったころは、

まずは全国の観光地を覚えろとばかりに

 

折り返し、折り返しで,

日本全国を添乗してまわり

 

そのおかげで、その後の営業に

ずいぶん助かったものです

 

 

その方が言われるには

 

2日~3日の旅行であれば

お客様との関係性も築きやすいけど

日帰りの仕事ばかりが多くて

 

些細なミスでも苦情の対象となり

挽回できる時間が少ないので

最後のアンケートでも悪評価

 

 

例えば、受付とかバスの座席表で

名前の間違いなどがあろうものなら

 

直接言わずに、旅行会社のお客様相談室に

ずいぶん長文のメールを送り付けたりする

ケースもあるんだそうです

 

私が20代の頃みたいなことしてたら

絶対,つとまらないでしょうね

 

 

また、雇用する派遣会社側も

働き方改革の推進で、勤務時間も

はっきりさせる必要があるのに

 

もともと不規則な労働時間の添乗職

お客様に言われれば、たとえ夜間であろうと

「時間外ですから対応しません」とは言えません

 

 

 

先日、学生の人気企業ランキングが紹介され

文系はJTBグループが一位となりました

 

旅行業界に対する若者のイメージは

悪くないんだと思います

 

バブルのころはトレンディドラマ主人公が

旅行代理店勤務などというケースもあり

 

あの「男女7人」でも

主役の明石家さんまさんは

旅行社の添乗員だったと思います

 

 

「旅行が好き」「憧れ」だけで

飛び込まれた方も多い世界です

 

「金払って旅行に行く人と

金貰って旅行させる人の違い」

楽しい事ばかりの訳がないやろ

 

と、以前の上司に言われた事が

あります

 

 

旅行業自体が大きく変化し

大手の下請け的な業務を請け負い

低い賃金しかもらってないうえ

 

クライアントとお客様の間で

神経をすり減らしながら、最終的に

病気になってしまう方も多いんだとか

 

 

私は常々、「お客様の非日常に携われる

事は幸せなこと」だと思っています

 

しかし、現場はそんな悠長な事ではなく

ギリギリで「添乗員」という仕事に

携わっているんだと改めて感じました

 

 

いびつな旅行業界がますます形成され

格差社会となってしわ寄せが起きてる

 

そんな気がします

 

 

 

それでは、今日はこれくらいで

 

 

 

 

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