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来月からの貸切バス料金、実例でわかる値上げの実感

 

 

おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています


おおいたツーリストの中村です

2025年10月2日(木)
2232号になります

 

今日もよろしくお願いします

 

 

 

 

先週26日に国土交通省が

貸切バスの新たな運賃・料金を

公示しました

 

早速、先週このブログで

お知らせはしましたが

 

今日はもう少し詳しく

具体的に説明してみます

 

 

まず、いつからか?

来月(11月)1日から適用になります

 

もちろん届け出が必要ですが

今月24日までに届け出を済ませれば

来月1日から新料金で運行できます

 

いろいろと忙しかったりで

今月届け出が出来なかったとして

仮に11月に届け出しても

届出日以降の任意の日で適用になるので

そこまで慌てる必要はないのかもしれません

 

なぜなら

この段階で既に予約になっていれば

見積の金額を11月から変える会社は

普通に考えてあり得ないからです

 

 

11月以降に新規で予約する場合

新料金の適用になるでしょう

 

 

九州運輸局管内の新料金(基準額)

【車両区分】【距離制運賃(円/km)】【時間制運賃(円/時間)】

  大型   140 → 150(+10円)  6,920円(+590円)

  中型   120 → 130(+10円)  5,840円(+490円)

  小型   110 → 120(+10円)  5,110円(+420円)

 

 
 
まあ、この表を見ても
判りずらいと思いますが
 
具体的に言えば
 
大分市内の小学生が
アフリカンサファリに日帰りで行く時
 
9時に出発して16時頃帰ってくるとして
仮に9万円程度だったものは10万円
 
パーセンテージで言うと8%~
そのくらいの値上げになります
 
以前は下限料金と上限料金という
これ以上でも以下でもダメですよ
というゾーンの中で提示をして
いたのですが
 
前回の値上げから
下限の設定はありますが
上限の設定はなくなりました
 
つまり、先ほど表で表した金額は
下限料金で、各社ごとにこれ以上で
任意の金額を設定できるのです
 
不当に安く売ると罰せられますが
高く売る分にはお咎めはないのです
 
 
なので・・・
 
同じ日の同じ行程でも
バス会社によって
バラツキがあるわけです
 
 
恐らく来月の新規からは
また一層、バス代が高くなったと
感じる金額になってくると思います
 
 

まあ、今回の改定は、

乗務員の賃金引き上げが目的で

 

人手不足の乗務員確保や

持続可能な運行体制の確保を

やりやすくするための施策です

 

 

なので局地的なモノでなく

全国的に料金が値上げされます

 

 

 

単に賃金アップというだけでなく

整備や点検、修理と言った

安全に配慮するコストとして

 

高くなるばかりと嘆くより

ポジティブに捉えていきたいものです

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

 

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