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営業の許可を受けたエリアのみ事業ができる

 

 

 

おんせん県おおいたで

旅行会社をやっています

 

 

おおいたツーリストの中村です

今日もよろしくお願いします

 

 

 

タクシーの運転手さんが

 

「空港までのお化けがあって」

「それがしかもダブルで」

 

なんて自慢げに話す事があります

 

 

大分で市内から空港は

軽く10000円以上の金額です

 

通常は空港行きのバスを利用するので

めったにそんな利用客はありません

 

めったに出ないから「お化け」です

 

 

しかも、

通常は復路が回送になるところ

帰り便まで実車になることを

「ダブル」と言います

 

予約のお客様か、用事をすぐに済ます

往復利用のお客様でもない限り

 

まず、あり得ないような話です

 

 

大分でラグビーワールドカップが

開催された時、外国人にはあった話で

 

今みたいな時期にあるとすれば

コロナでバスの利用を控える方とか

 

 

いずれにせよ

空港ダブルなんて言えば

もうその1往復だけで

 

その日の水揚げは十分

あとは洗車して早退でしょうね

 

 

大分駅から大分空港は

高速を使っても1時間はかかります

 

空港のある場所は国東半島の

国東市武蔵町

 

この場合、

大分空港でお客様を降車させ

大分空港から乗ってくるお客様が

 

途中の「別府まで」とか「日出町まで」

と言う事だと、乗せられないのです

 

大分市内を営業拠点にしている

タクシー業者なら

 

大分市内までのお客様でなければ

乗車を引き受けられません

 

それが運輸事業者の営業区域です

 

 

貸切バスも同様です

 

 

時々、トップシーズンの週末など

どこも満車でバスが取れないような時

 

お隣の宮崎でも熊本でも福岡からでも

持って来れるんじゃないか?

 

 

そんなふうに思われる方も

いらっしゃるかもしれませんが

 

 

貸切バスの事業者には

営業を許可されている区域があり

 

 

その認可を受けている区域外からは

運送を引き受けることが

出来ないことになっています

 

 

例えば福岡に本社と車庫をもつ

バス会社が大分県内にも車庫があり

 

 

福岡と大分に営業許可があれば

福岡のバス会社でも大丈夫ですが

 

同一県内に複数の車庫があっても

その県だけの営業許可であれば

他県からの発着は受けられません

 

必ず出発地または最終到着地の

どちらかが営業区域内である

必要があるのです

 

 

 

バスでもタクシーでも

国から認可を受けて行っている

 

旅客輸送事業には

すべて営業許可区域が存在します

 

全国どこへでもお迎えに上がり

どこにでも送るのは

できない仕組みになっているのです

 

もう秋の旅行シーズンは

バスの予約が多く入ってきています

 

10月、11月の予約は

お早めに

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

 

 

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