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何よりも安全を最優先にするために

 

 

おんせん県おおいたで

旅行会社をやっています

 

おおいたツーリストの中村です

 

今日もよろしくお願いします

 

 

 

4月に起きた

知床観光船「KAZU 1」の沈没事故

 

 

 

 

昨日北海道運輸局は、

運航会社知床遊覧船への特別監査の結果

海上運送法の違反が複数確認されたとして

「観光船事業許可」の取消しを行いました

 

 

 

これほど多くの犠牲を出してしまった

事故を引き起こしたわけですから

事業許可取消しは当然ですが

 

 

私たちのような事業許可や免許で

営業する企業にとっては、取消は

もっとも重い処分であり

 

 

事故をきっかけに観光船事業の

許可を取り消すのは

全国で初めてだそうです

 

 

 

先日行われた今回の事故の聴聞の機会では

「事故の責任は監督官庁である国の

 責任もある、自社のみではない」

 

と、知床観光船の社長は

文書で回答しています

 

 

定期的な監査などにおいて

事業の継続許可を与えている以上、

 

当然、許認可を与えている国や当局に

責任の一端はあると思います

 

船は引き上げられましたが

未だに12名が行方不明の状態です

 

 

 

 

 

ニュースでも取り上げられていましたが

事故以来、今シーズンの営業を見合わせていた

知床小型観光船協議会に加盟する3社は

 

 

原則、単独での運行をしないという

ルールや取り決めを作り

 

 

いよいよ昨日から今年の営業を開始

いたということでした

 

 

 

ルールでは


▼運航判断は複数の会社で協議する
▼原則、単独での運航をしない
▼営業期間を統一する
▼自分たちで定めた、通信手段や安全設備を船に載せる

といった4項目を定めています

 

 

 

 

 

どれも、事故を起こした

知床観光船が守らなかったもの

ばかりです

 

 

夏場だけしか運行していないうえ

手つかずの大自然が,海上から見られる

知床は人気の観光地でもあります

 

 

 

今回の自主ルールに参加した

観光船業者の船長は

 

「まずは観光客の安全が

最優先されるべきで

 

どんなことがあっても

そこは疎かにできない」

と、言っています

 

 

おそらく効率も悪くなり

経費も今まで以上に必要となるでしょう

 

 

それでも、失った信頼を回復するために

足並みをそろえて頑張っていきましょう

 

とする姿勢に、こっちも応援しなければ

と言う気持ちになってきます

 

 

時間と共に

徐々に、この事故の事も

風化されていくのだと思いますが

 

 

繰り返さない努力は

関係者全員で続けて行かなければ

ならない事だと思います

 

 

それは旅行業者も同じです

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

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