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その見積もりに意味はありますか?

 

 

おんせん県おおいたで

旅行会社をやっています

 

おおいたツーリストの中村です

今日もよろしくお願いします

 

 

ちょっと前に比べると

最近はかなり先の分の見積もりの

作成依頼が増えてきました

 

もう、かれこれ

二年半くらい暇な時間を楽しんで

いましたから

 

毎日、少しづつ

コースの作成や見積もり作成の

ご依頼電話をいただくと

 

 

自分の頭や身体が

なまっていると感じます

 

 

以前からご依頼いただいている

お客様と言うのが大半なんですが

 

 

中には新規のお客様からの

問い合わせもあったりします

 

 

先日、ある自治会の役員さんと

思われる方から見積もりの作成の

ご依頼の電話があり

 

 

 

 

 

「秋に日帰り旅行をやりたい」

 

「何月ですか?平日ですか?」

 

「9月か、10月か、11月」

 

「平日か土日かはまだわからない」

 

「どちらに行かれるのですか?」

 

「適当に2~3コース出して、

それを見てから集まって決める」

 

「では、以前はどのあたりに

行かれたのか教えてください」

 

「県内とか、県外とかいろいろ」

 

「何名くらいの予定で見積もりますか」

 

「集めてみらんと何人かわからん」

 

「じゃあ、一応大型バスで予定して

よいですか」

 

「そげーは、集まらんと思う」

 

 

そういうやりとりがありました

 

 

 

いちいち、カチンと来ても

仕方ないんでしょうが

 

 

「私にどうしろと言うんだい?」

 

と、思わず呟いてしまいました

 

 

仮に10月の日曜日に

阿蘇周辺のコースを大型バスで

30人で実施した時

 

おおよそ一人当たりは

これくらいです

 

 

と、こっちが勝手に

決めていいなら

それで出しますが

 

 

だいたいそういう場合に限って

「このコースは前に行った事がある」

とか

 

「10月は稲刈りや運動会やお祭りがある」

とか言って、だいたいボツになります

 

 

簡単に「2~3コース出して」と言うが

その2~3コースを考えて作るのは

正直、結構な時間と労力をとられます

 

 

よく

 

「だいたいでいいんじゃ」とか

「ざっくりでいいんじゃ」とか

 

言われますが、後になって

見積金額より高くなったら

 

 

「あれは

ざっくりでしたから」

 

って

認めてもらえないんじゃないでしょうか

 

 

新築の家を建てる時

材料が上がってるんで

ざっくり2~3千万ですとか

 

車検を受ける時

整備してみないとわからんので

ざっくり2~30万くらいと

もしあなたが言われ

 

 

あとから「やっぱりそれでは

収まりませんでした」となって

 

「はい、わかりました」って

言うのでしょうか

 

 

その「ざっくり」という名の

見積もりに意味があるんでしょうか

 

それでもそのざっくり額を

知りたいんでしょうか

 

 

それを見積りとは言わないと思います

 

 

 

きょうもこのあと2件ほど

見積作成がありますが

 

 

正直、より精度の高い見積りを

作るためには、より細かい条件や

 

リクエスト情報が

あったほうがやりやすい

 

少なくとも、作り手側の

力の入り具合は全然違います

 

ほかの方は知りませんが

私の場合は特にそうです

 

 

想いの入ってない提案プランは

だいたいにおいてボツになります

 

そのボツになるプランを作ってる

時間と労力が無駄な訳です

 

 

そこを「上手に」提案していくのが

プロってもんなんじゃないの?

と、思った方もいらっしゃるでしょう

 

 

だとしたら、依頼してくる幹事様にも

それなりの要求を「プロ」として

させて頂きたいと思います

 

 

 

とりあえず作れ

 

ざっくりでいくら

 

 

これって失礼だと思いませんか?

 

 

 

コロナ前と違って、業界の考え方も

変わってきました

 

「すべてお客様の言う通りに」

みたいな空気は、観光業界全体で

すでに過ぎ去っている気がします

 

 

それほど、この2年半は・・・

ということです

 

 

 

こちらの言いたいことだけ書いて

読まれて横柄だと不愉快に

思われた方がいれば

申し訳ございません

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

 

 

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