この次はトイレ付きのバスにしてほしい!
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2024年6月1日(土)
1738号になります
今日も宜しくお願いします
先日のBBAのイベントで行った
最終日の日帰りバスツアー
当日の参加者は55名
6人は補助席利用という事になりました
55名のツアーなんて
そうめったにある訳じゃないですが
今回はたまたまそんな人数にまで
膨れ上がってしまいました
高千穂観光を午前中行い
午後は昼食後、空港や駅に
送っていきますという
システムだったので
やむを得ずそう選択した・・・
というわけではないでしょうが
みんなと楽しく観光をして
一日過ごそうという事で
参加してくれたのだと思います
「かんぱ~い」
みんなでワ~っと盛り上がると
冷えたビールを飲みながら
これが定番で
酎ハイだ、ハイボールだ
楽しくワイワイ騒ぐにつれ
徐々にピッチも上がってきます
全くお酒の飲めない私にすれば
ちょっとだけ羨ましい瞬間です
そうなってくると心配になるのが
「次の休憩まであとどれくらい?」
トイレが心配になってきます
毎回、よく言われるのが
「今度はトイレ付バスにして!」
という声です
今回は熊本配車だったので
詳しくはよくわかりませんが
恐らく熊本県内の貸切バスの会社で
貸切のトイレ付を配車できるとしても
あまりないはずです
私の知る限り、大分県内では
高速バス、夜行バスはあっても
貸切バスのトイレ付を配車できる
会社は今現在ないと思います
以前は大分交通さんにあったんですけど
先日、私達もよくお世話になる
九観連さんのお知らせ情報に
こういった情報が乗ってました
こちらの会社は佐賀県と
福岡県に営業区域を持っているようで
たとえば、熊本駅から始まる
高千穂の旅行で、トイレ付が欲しいので
この会社に依頼しようとすれば
出発か、最終到着地を福岡か佐賀の
どちらかにする必要があります
熊本⇒高千穂⇒熊本ではダメで
福岡⇒高千穂⇒熊本か
熊本⇒高千穂⇒福岡の行程にしないと
お願いすることができません
と、なれば当然
距離も時間も伸びますので
料金は高くなりますし
トイレ付車両は特殊車両なので
当然付加料金も取られます
しかも、トイレをつける分
座席数も減りませので
乗車人数も減らさなければなりません
つまり一人当たりの金額も
上がってくるし、その割に
利用する人は限定的です
「それでもいいからつけてくれ」
と言うなら、手配もしますが
私の個人的な考えで言えば
トイレ休憩をとればいいだけで
しかも一つ一つの間隔を
短めに設定すれば
回避できると思っています
正直、若い頃に比べ
私もだいぶ歳をとってきたので
心配になる気持ちは分かるのですが
一つは飲み過ぎない事
もう一つは早めに休憩を申し出る事
それでトイレ付のバスを頼むことは
しなくてもいいのではないかと思います
まあ、こういう業界に関係のない方々は
高速バスや夜行バスの感覚で
「トイレ付きのバスにしてほしい」と
言うのですが
なぜ、昔に比べトイレ付の貸切バスが
減ってしまったのか?を考えれば
車庫に帰ってからの汚物処理や清掃
これにあたる職員や乗務員の負担を
考えれば、正直導入したくない訳です
ただでさえ、乗務員不足の現在
会社側もなるべく乗務員の負担を
なくすよう努力しています
酒に酔えば、自然に車内も汚します
つまみを床に落としたり
ゴミや飲み物の空きを散らかしたり
それなら短時間でも休憩場所に立ち寄り
トイレと同時にゴミも捨てて来て下さい
のほうが、乗務員も断然その方がいい
トイレ付きのバスを手配する事を
しません!と言っている訳じゃなく
飲み方や休憩の取り方で
わざわざ料金の高くなるバスを
手配する必要はないんじゃないか
と、私は思いますという話です
とは言え、年齢的だとか病気などで
トイレが近くなるのは致し方ない事で
そこに対する配慮も
旅行業者、添乗員としては最大限
配慮すべき点でもあります
決して、
トイレ休憩を希望される方が
他のお客様から、中傷されたり
恥ずかしい想いをされ無いよう
気楽に申し出できる空気作りも
大事だと思っています
それでは今日はこれくらい