「貨客混載」が本格的になってきます
おんせん県おおいたで
貸切バス旅行を扱う
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2023年6月2日(金)1375号
今日も宜しくお願いします
先日の新聞記事に国は
「貨客混載」を
今月末から本格的に
全国に拡大していく
と言うものがありました
「貨客混載」とは
タクシー事業者や
貸切バス事業者が
人の輸送とともに
荷物の運搬を取り扱い
逆にトラック事業者が
人を運んだりできるように
なる制度で
今後、ますます進む
過疎化や高齢化で
免許証返納後の交通弱者の利便性
また、物流業界の運転手不足を
背景に国土交通省が推進していこうと
している制度です
これまでは人口3万人未満の
市町村を対象としていましたが
今月末からはこの基準を撤廃し
全国に拡大することとしました
これによって
何がどう変わるかと言えば
例えば
タクシーが医薬品をはじめ
生活用品を配送するようになる
貸切バスが空港利用者の
手荷物を輸送するようになる
もちろん事業免許的には
旅客運送事業、貨物運送事業
両方の事業許可を得てという
ことにはなりますが
通販などで宅配荷物の物流量が増え
運送、旅客業界自体
ドライバー不足となれば
こうでもしないと
補えない状態になるというのは
致し方ない気もしてきます
今後は
買い物代行や病院の受付代行
宅配事業など
なんでもこなすタクシー運転手や
トランクの中は航空貨物の
空港行特急バスなんていうのも
どんどん走り始めるでしょう
個人的には賛成なんですけど
ほんと、世の中が変わってきたなと
つくづく思います
AIによる無人の自動運転が
一般的になれば、運転手不足も
少しは解消されるんでしょうが
果たして
私が生きてるうちに
そんな事が実現するんでしょうか?
貨客混載は少なくとも
ほとんど空っぽで走ってる
過疎地の路線バスなんかには
エネルギーの事も考えても
いいと思います
人口減少で
国も企業も必死な時代です
それでは、今日はこれくらいで