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「密接不可分」と解される旅行契約とは?

 

おんせん県おおいたで

貸切バス旅行を扱う
旅行会社をやっています


おおいたツーリストの中村です
 

2023年2月24日(金)1277号

今日も宜しくお願いします

 

 

コロナの影響も随分と緩和され

世間的にはコンサートや

スポーツ観戦においても

マスク着用で声出しOKなんていう

 

去年、おととしでは

まずできなかったことが

 

少しづつできるように

なってきたと思います

 

宮崎ではWBCに向けた

日本代表選手のキャンプの様子が

連日、報道されており

 

全国から多くのファンが

見物に訪れている様子です

 

3年前なら小池都知事に

 

「密です、

 密です」

 

と、叱られそうな状態ですが

 

 

 

 

今は、マスク無しでも

あまり気にしない感じで

 

「時間が薬」とは

こんな感じの話なのかなと

しみじみ思ってしまいます

 

 

 

さて、旅行業界で言えば

この2~3年、旅行も出来てなかったので

そろそろ出かけるかという

雰囲気が出てき始めました

 

先日、協会が発行する

昨年版の「苦情の報告」という

冊子を読んでいると

 

こんな部分がありました

 

「祖父、祖母の金婚を祝う

沖縄旅行を子供達で送りたいと

旅行会社に相談し、予約手配したが

 

旅行会社の過失により祖父分だけ

飛行機の座席が取れていなかった

 

契約上は旅行会社の過失は祖父分に

のみ負うものですが、金婚の記念の

旅行に一人で行っても意味がありません

 

ですから、祖母が行かないと言った場合

本来、発生する祖母分の取消料の請求は

困難と解されます

 

これを、難しい言葉ですが

 

「密接不可分」

と解される恐れが

高い旅行契約と言われます

 

 

 

この話を聞いて

「いやそんな、一人分だけ

手配で来てないとかあり得んやろ」

と、思われるかもしれませんが

 

煩雑な業務の中、信じられない

ミスや漏れが生じることはよく

あります

 

ただ、常識的にこの場合に

「行かないなら祖母から取消料

取りますよ!」と言える

 

強い心臓をもった旅行会社って

あるんでしょうか?

 

 

業法的には取れなくは

ないんでしょうが

 

自分とこの過失ですからね

相当叩かれる事は覚悟しないと

いけないでしょうね

 

 

 

きょうは「密接不可分」と解される

旅行契約についての話でした

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

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