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「あんたんとこに頼んじゃるわ」

 

 

おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です

 

 

2024年7月22日(月)

1788号になります

 

今日もよろしくお願いします

 

 

 

暑い、暑い

日中外に出てられないくらい暑いので

 

 

 

薄暗い小屋のような事務所で

黙々と見積もりを作っています

 

 

見積だからいいようなものの

この表現だと、爆弾とか作ってても

おかしくないような感じですが

 

 

 

今やっているのは10月から12月の

お客様からの依頼分で

 

 

だいたいは15名~20名くらいの

団体旅行

 

ほとんどは1泊か日帰り

 

 

売上げ的には一件あたり

それほど多くなくても

 

 

このクラスの案件を多く扱った方が

結果的には良かったりします

 

 

と言うのも

 

 

大きな仕事は、他社と競合になる

競合負けすれば、手間はかけても

売上的には「ゼロ」

 

 

打ち合わせの回数も多くて

修正や変更も多くて

 

 

最終的に、ウチに決まったとしても

 

 

 

「あんたんとこに頼んじゃるわ」

 

 

この「頼んじゃる」

 

が曲者で

 

 

大分の言葉でいうと「~しちゃる」

標準語の「~してあげる」「~してやる」

 

 

まあ、発注者さんですから

それでも悪くはないと私は思ってますし

元々、被害妄想っぽい考え方をしがちなので

 

 

「可愛そうなので、あんたんとこに

仕事出してあげるわ~」的な

 

 

そんな感じを出してくる方がいるわけです

私も可哀そうなフリが旨いんですけど・・

 

 

 

「まあ、あんたんとこも

コロナの間は大変じゃったじゃろうけん

久しぶりに旅行でもしちゃるわ

 

 

私の実家のある田舎町と言うのは

県内でも有名なデリカシーのない町だと

思っていますので

 

 

その程度の言葉で

動じることはない、むしろ

挨拶代わりにこんな感じなんで

 

お客様相手に腹を立てても

仕方ないのですが

 

 

 

コロナ明けの反動需要とか

インバウンドでホテルがとれない!

 

 

コロナの間に宴会場をなくして

個室お食事処に改装してたりで

宴会場がとれない!

 

仲居さんやスタッフがいないので

人手不足で受けられない!

 

カラオケも出来ない!

 

昼食場所もコロナの間に閉店して

お昼の予約が受けられない!

 

バス会社も乗務員がいないので

バスが動かせない!

 

コロナの間にバスガイドも

辞めてしまってるので

バスガイドがとれない!

 

毎日、毎日そんな事を繰り返して

作っている訳です

 

 

 

 

「すいません、この日は取れないです」

 

 

 

旅行会社なんだから何とかするのが

仕事なんじゃないの・・・

 

 

「せっかく頼んじゃったのに」

 

 

 

コロナの前やってた旅行が

コロナの後も同じような感覚で取れて

同じ様な金額でやれるんなら

 

誰も苦労はしません

 

 

燃料も電気代も人件費も

全部高くなってるんだから

 

それなりに宿泊費もバス代も

もっと言えば

ウチの取り分だって上がります

 

 

 

 

「ほんなら頼んじゃらんでいいで~」

 

 

直接は言えませんけど、帰りの

車の中ではそう言ってます

 

恩着せがましい!

 

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

 

 

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