白バス、白タクを撲滅するために
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2023年1月20日(金)1242号
今日も宜しくお願いします
おととい、
国による事業の取消し処分後も
「おとなの遠足」と社名を変え
貸切バスを無許可で運行する
いわゆる白バス行為で
東京の旅行会社社長が逮捕された
報道がありました
ここでいう「白バス行為」は
運送事業用の「緑ナンバー」ではなく
自家用などの「白ナンバー」が
無許可で有料運行する行為のことです
この旅行会社社長は
以前、「愛の旅」という
旅行会社をやっており
貸切事業も行っていたようですが
2018年3月にも国から
従業員の健康管理の確認が
不十分であり
安全確保に問題があるとして
一度、事業免許を取り消されて
居たようなんですが
ふたたび、今度は
「おとなの遠足」という名前で
再度、旅行業登録をして
白バスで摘発されたというのです
結局、今回は
依頼したお客様から通報で
発覚したそうなんですが
自社のホームページでも
貸切送迎の募集を行っていた
というのですから
私にはない、鋼の根性持った
社長さんだなぁと思ってしまいます
こちらのほうでもよくありますが
レンタカー業者が運転手付で車を貸し
運賃を受け取るのも
道路運送法で禁じる白バスにあたります
レンタカー代に、燃料代、高速代と
「謝礼」と、いう名目で
運行を依頼するというものですが
基本的に反復的にこういう事を
繰り返すのは「業」とみなされ
白バス、白タクに該当するものです
知らずにたのんだ
という事はよく聞かれますが
始めから判っていて依頼する
幹事さんだったり、代表の方も
いたりするのも確か
私は依頼者側の責任も
問われて然るべきと思います
これを撲滅しない限り
無くならないのではないかと
いつも思っています
県内の老人会や様々な各種団体でも
同じような話をよく聞きますが
「安いから」と言って
貸切バス事業者に頼まないのは
自らや同乗者を危険に
晒しているようなものです
ちょっと考えてほしいものです
それでは、今日はこれくらいで