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熊本・大分地震発災から八年がたちました

 

おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です

 

2024年4月14日(日)1690号

今日も宜しくお願いします

 

2016年4月14日に発生した

熊本・大分地震からから8年になります

 

 

14日の夜、震度7の「前震」

そして28時間後の16日未明に再び

震度7の「本震」が襲いました

 

 

熊本、大分両県で276名の犠牲者

負傷者は3000名弱、倒壊家屋多数

と言う大変大きな被害が出ました

 

さすがに大分市東部で寝ていた私も

この揺れには飛び起きました

 

 

前の年の秋に独立したばかりで

意気揚々と、真新しい名刺をもって

営業に励んでいた頃だったので

 

 

この地震の影響で春以降の

決定案件が軒並み取消しとなり

落胆したのをよく覚えています

 

 

直接的な被害を被ったわけでなくても

取引先だったり、お客様が被災先に多く

また、旅行経路上の道路が通行できなく

なっているなどの理由で

 

「こんな時に旅行は不謹慎」

 

そんな理由で皆さん取消されました

 

まあ、この時はこの地震の後に

「コロナ」という大波に吞み込まれるのを

まだ知る由もないのですが・・・

 

 

あの地震からもう八年なんだなと

あらためて思うと感慨深いですね

 

 

不通となっていたJR豊肥本線

「肥後大津~阿蘇」間も20年春には復旧し

 

第三セクター「南阿蘇鉄道」も

高森から立野間の一部で運休してましたが

昨年7月に全線開通しました

 

 

全壊して、当時のニュース映像でも

よく取り上げれていた阿蘇神社の

国指定重要文化財である楼門も

昨年暮れに復旧工事が終わりました

 

 

当時、阿蘇大橋が崩落し

東海大学阿蘇キャンパスの大学生が

車ごと谷に落ちて、お父さんが捜索する姿

ニュースで記憶にあると思います

 

 

あれから橋は全長525メートルの

新阿蘇大橋として生まれ変わり

 

その橋のたもとには展望所

「ヨ・ミュール」もオープン

 

これは、よう見ゆる(=良く見える)

という熊本弁の意味で

 

阿蘇の山々や南阿蘇鉄道の列車を

展望所から見ることができ

観光客の人気スポットになっています

 

 

また、昨年夏にオープンした

熊本地震震災ミュージアムKIOKUは

 

熊本地震の記憶や経験、得た教訓を

後世に伝える回廊型ミュージアムで

 

震災遺物の展示やシアター

震災遺構など、熊本地震の被災の様子

発生メカニズム、防災が学べる施設

 

 

早速、自治体関係者の視察などで

昨年秋からいくつかの団体様が

見学に訪れました

 

区長会、自治会長会、民生委員などの

視察研修先として選ばれています

 

 

このように、8年経つと

さまざまに復興し、町は発展し

 

 

そして、最近で言えば

能登地震のような大きな地震で

九州の人でさえ記憶は風化していきます

 

 

常に前に進んでいくのと同時に

犠牲になられた方々のためにも

後世に伝えていくようにしないと

いけないですね

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

 

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