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悪用されるGoToの制度自体に問題あり!

 

 

大分で旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
 
きょうも少しお付き合いください
 
 
 
今日で11月も終わり・・・
 
 
今月は『裕治郎さん絡み』で
思いがけず、楽しく濃密で充実した
そんな幸せな1か月でした
 
 
そして、受注は落ち込みつつも
GoToトラベルキャンペーンの
お陰もあり、何とか秋のシーズンを
乗り越えることができました
 
 
 
 
うその宿泊予約を繰り返し
GoToトラベルの電子クーポン
54万円分をだまし取った男が
 
 
全国で初めて検挙されたという
ニュースがありました
 
 
 
警視庁によると、神奈川県在住の
30代の男は先月、都内4つの
ホテルに5回ウソの宿泊予約を
繰り返し54万円を詐取したそう
 
 
サイト上で偽名を使い
高級ホテルに1人または複数で
一週間以上連泊する手口で
 
 
高額の電子クーポンを取得した後
無断でキャンセルを繰り返して
というか、実際には現れず
 
 
「最初から泊まる気はなく、クーポンを
詐取するつもりでやった、スマホや
ゲームソフトを買った」と認めています
 
 
 
これ、無断キャンセルされたホテルが
情報番組の取材に応じてましたが
 
 
施設でも一番いいグレードのお部屋と
高い料理の商品を予約するため
 
 
食材の廃棄はもちろん、本来
得られたはずの客室売り上げも
得られない為、損害は大きい
 
 
地域共通クーポン分、直接は
ホテル側の損失にはならないが
 
そもそも・・・
 
 
当日の15時になれば
チェックインしていなくても
自動的に付与される仕組み自体の
 
 
制度設計に問題があったにも関らず
国交省やGoTo事務局は
認識後も改善までに時間を要した
 
 
そんな事ができたのか・・・と
今、知った方も多いかもしれません
 
 
 
5回に分けていたとはいえ・・・
 
 
54万円を詐取しようと思えば
360万円以上分の予約をしないと
付与されないわけで
 
一回あたりの平均予約金額70万円
いや、それ以上かも知れませんが
 
なかなか、このご時世に珍しい
いいお客様という事になります
 
 
少なくとも紙クーポンを
対面で渡す方法だけだったら
この詐取は成り立たなかったはず
 
でもまぁ、
 
複数の施設に、偽名で予約だと
電話番号もウソの番号で
確認のしようがないし
 
かといって、来ないと決めつけて
宿側が勝手に取り消せない
 
なかなか見抜けないのは
仕方ないでしょうね・・・
 
 
 
 
 

 

GoToトラベル事務局によると

こういった不正が発覚した場合

 

全額を返還してもらうように

しているとのことですが

 

 

本人に返済能力がないなら

家族からでも返済してもらいたい

 

 

こういうのは徹底的に追って

その後、どうなったのかを報道し

世間に知らせてほしいですね

 

 

持続化給付金の不正受給なども

最近、自ら返還を申し出る人が

多いと聞きますが

 

 

やはり、悪銭身につかず

ずる賢い輩を見逃してはいけない

 

 

 

いま、また感染拡大で

GoTo自体の存続や見直しなど

様々な意見で二分している中

 

 

財源は貴重な血税であり

決して無駄にしてはならない

お金である事を忘れてはいけない

 

制度を決める役人さん方も

もっとその意識を強く持ってほしい

 

そう、思います

 

 

 

それでは、今日はこれくらいで

 

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