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居てくれてよかったと思われる存在

 

 

おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です

 

 

2024年11月11日(月)

1900号になります

 

今日もよろしくお願いします

 

 

 

 

 

先週の金曜日から昨日まで

関東に旅行に行かれていた団体の

事務局長に逢いに

 

朝早く家を出て

9時に到着するように行ったのですが

 

 

 

「局長は一旦、出勤はされたものの

体調を崩されて病院へ行かれました」

 

 

と、別の職員の方に聞き

 

 

ずいぶん神経すり減らして

3日間頑張られたんだろうなと

 

 

その旅行が、いかに大変かを

知っているだけに初めて同行された

事務局長さんがいたたまれなく

なってしまいました

 

 

 

やはり慣れてないと添乗員の代りというか

皆さんを引率する行動と言うのは責任もあり

大変なんだと思います

 

 

私はこの仕事がもう30年以上になり

何となくですが、コツのようなものも

わかっているつもりなので

 

手を抜いてもいいところと

手を抜いちゃいけないところ

 

正直そう言うのもわかります

 

ホントは手を抜いていいところなど

無いのかもしれませんが

そうそういつも緊張しっぱなしじゃ

やってられませんから

 

私などがこの旅行業界に就職した頃は

わりと花形というか、格好いい部類の職業で

 

特に添乗員なんかやってると

へんな勘違いをして、特別扱いしてもらって

横柄な態度をとるような者もいました

 

 

まあ、いつの間にか

長時間労働、低賃金の

割の合わない業界だと知られ

 

今では、この業界を目指す学生も

ずいぶん減ったと言われています

 

まあ、大手なんかは

いまだに受験する方もあるんでしょうが

30前には、結構な数が辞めています

 

 

どの仕事でもそうでしょうが

 

自分にどんな仕事があっていて

向いてるのかなんてよく思いますが

 

 

この仕事って

いつも2~3か月から半年先の事を

追いかけながら、準備しながら

 

だから1日も、1か月も、1年も

恐ろしく時間が経つのが早い

 

訳が分からないうちに1年が終わる

そうこうしてると何十年も

この仕事をしてたなんて感じなんです

 

 

私には合ってたんでしょうね

 

 

 

 

 

どちらかというと「旅行」なんて

好きでもないし、

 

旅行代理店と家電量販店だったら

圧倒的に「家電」のほうが好きな私

 

じゃあ、人と接するのが好きか?

と言われれば、それも好きでもなく

 

お酒も飲めないし

大騒ぎするのもあまり好きじゃない

 

客観的に見れば、この仕事って

本当に私に向いてるのか分かりませんが

 

そうこうしてるうちに

もうそろそろ周りはもうリタイヤする歳

 

 

もう若い時みたいに

向いてるとか、向いてないとか

言ってるような段階の歳でもないんです

 

 

 

最近は、経費的な面などもあり

添乗員の付かない旅行も多くなりました

 

グループも小さくなったし

スマホで調べれば何だってわかる

 

自分たちで調べてどんな旅行でも

組み立てられるわけです

 

だから、添乗員というモノも

それほど重宝されなくなってきたのです

 

 

でも、普段こういうことを

やり慣れてない方からしてみれば

やっぱり「餅は餅屋」

 

居てくれてよかったな

 

そう思って頂けるのではないでしょうか

 

 

旅行ってね、何ごともなく無事に終わって

当たり前ですから、お客様にとって

 

 

「いい旅行だった」と思ってもらえるよう

そういう存在でいられたらいいなと

そう思います

 

 

 

 

では、今日はこれくらいで

 

 

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