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安全のための値上げ、部活動を追い詰める現実

 

 

 

 

おんせん県おおいたで 

旅行会社をやっています 

おおいたツーリストの 中村です

 

2026年5月19日(火) 

2461号になります 

きょうもよろしくお願いします

 

 

磐越道での貸切バス事故は 

本当に他人事としては見られません

 

 

国土交通省は過去3年ほどの間に

貸切バス運賃の

「実質的な値上げ」

を段階的に進めました

 

ここ数年の運賃基準の引き上げは 

安全のための見直しでしたが

 

結果として学校や部活動の予算を 

直撃することに なりました

 

貸切バス料金が この3年の間に

全国的に平均10%以上

 

法的に上げなければならない

という改正が行われました

 

さらにバス会社ごとに任意で

上乗せして料金を取る(事ができる)

という事になります

 

1~2割も数年間で上がれば 

学校や部活の予算を直撃しますから

 

「それならレンタカーで 

先生や保護者が運転すれば安く済む」

 

 と考えてしまう気持ちも 

痛いほどよく分かります

 

そんな運行が

徐々に増えてきていたという

背景も透けて見えます

 

ただ プロの運行管理者や 

旅行業の視点から見ると 

ここには非常に大きなリスクと

盲点が 潜んでいます

 

 

国の方針としては 

安さの追求が整備不良や事故を招いた 

という反省から料金を上げました

 

値上げ自体が悪いのではありませんが

高くなったから 貸切バスを使わない 

 

「いえ、使えないんです」

 

という流れを引き起こしては 

本末転倒、全く意味がありません

 

 

そもそも歴史を遡れば 

小泉政権時代の規制緩和が 

発端とも言えます

 

あのとき多くの参入を認めて

価格競争を煽ったツケが 

今の緩い認可体制と 

歪みにつながっている気もします

 

子供の教育費や部活動の出費は 

自分のものを我慢してでも 

出してあげたいのが親心というもの

 

以前は上限と下限の料金幅 

「ゾーン」がありましたが 

今は上限が撤廃され

 

バス会社も結構思い切った高値を 

提示してくるように なりました

 

安全を守るための 

値上げとはいえ 

このままでは現場が持ちません

 

学校団体にだけは 

特例で割引を認める 

 

あるいは自治体が

補助金を出すなど

 

子供たちの安全確保と 

活動の機会を守るという

 

両輪をまわしていくための 

具体的な対策が 

 

いまこそ必要だと 

強く感じています

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

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