園児の足がなくなってしまう?
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2025年2月15日(土)
1995号になります
首都圏の30施設以上の幼稚園や
保育園を中心に
送迎バスの運行を請け負う会社が
突然来月いっぱいで
運転手の派遣や運行の契約を
打ち切ると通知してきたとして
幼稚園、保育園や保護者達に
困惑や戸惑いの声が上がっている
というニュースがありました
理由は深刻な運転手不足と
2024年問題だそうです
この報道だけを聞くと
「なんて身勝手な会社なんだ」
と、思われる方もいるかもしれません
特に保護者の方にしてみれば
じゃあ、春からの通園はどうなるの?
と、心配になる方も多いでしょう
ご存じのように
通園バスの運転手は
以前からバスや大型トラックなどの
運転経験があった方が多く
現状は通園バスの運転手というと
比較的70歳前後くらいの方が多く
視力や操作、判断などが落ちてきて
運転に自信がなくなり辞めるという方も
一定数いますし、賃金面で転職される方も
人を載せるより、貨物の方が気が楽で
賃金面もいいので運輸に転職する方もいます
それから2024年問題
これは運転手の労働時間に関する規定が
昨年から厳しくなり、
労働者の側面から見れば、労働環境を改善
できるのですが、その分働きたくても制限
されてしまうという面も起きてしまう
これによって
運転手から他業種への転職など、
また、これまでと同等の業務量に対して
これまで以上の人員配置が必要になったり
人手不足を加速してしまっている要因でも
あるのです
小規模のバス会社は、求人に対して
まったく応募者がなく
さらに、大手への移籍などで
乗れるバスの台数より運転手の数が
少なくなっている所もあります
大分ではこうした運転手派遣や
運行管理を専門で請け負う会社はないので
園が専属のドライバーを直接雇用して
それぞれで運行していますが
これもこれからは、人手不足で集まらない
まもなくそんな感じになると思います
高齢者しかやらない仕事
低賃金で小遣い稼ぎ程度の仕事
という現実を変えていくような施策や
工夫が望まれますし
運転手の運転技術が安心安全なものか
一定の基準で定期的に審査する必要も
それはあると思います
車内に置き去りにすることの無いよう
様々なシステムが進み
革新的になりつつありますので
送迎バス自体の安全性の向上も
早急に進めていく必要があると思います
子供達に親しまれる
送迎バスのオジサンが
急に変わってしまうと悲しいですよね
それでは今日はこれくらいで