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「該当者なし」を逆手にとれ

 

おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています


おおいたツーリストの中村です

2025年7月19日(土)
2147号になります

 

 

三連休の初日で

学校も昨日で一学期が終わったので

きょうから夏休み

 

 

夏休みにふさわしく

「暑い一日」になりました

 

 

私は特別、文学界に興味もありませんが

おとといでしたか

第173回芥川賞・直木賞の発表があり

 

今回は27年ぶりに両賞ともに

「該当なし」という結果だったそうです

選考委員たちは

 

「候補作のレベルが拮抗していた」

「新しい試みはあったが一歩足りなかった」

 

と説明していて

難しい決断だったようです

 

選考会のあとの記者発表の様子が

ニュースで流れていましたが

 

「該当なし」が発表されると

会場からは

「え~~」という声

 

更に直木賞も該当なしとなると

もっと大きな声での

「え~~」という声

 

 

片方だけ、特に芥川賞だけ

該当なしという事は

割にあるようですが

 

両賞とも「該当なし」となると

世間一般で言えばそれほど

大勢に影響はない(?)かもしれないですが

 

さすがに

出版業界や書店業界では大問題で

 

1年で2回のこの発表で

たくさんの本の売り上げが左右されます

 

特に「芥川賞受賞作品」となれば

世間の注目を浴びますし

 

その作品で作家さんも一躍有名になります

 

 

選考委員もその辺は十分承知で

でも、今回は見送りとなってしまい

心苦しい思いだったと思います

 

 

テレビの報道では

都内書店の女性店員さんが

取材されてましたが

 

「〇〇賞受賞作品」というPOPも

用意して準備万端だったんですが

「受賞作品該当なし」ということで

 

今回のノミネート作品全てを読んで

アナタなりの受賞作品を決めてください

 

 

という前向きなコメント

 

一見するとネガティブと思える話を

逆手にとってポジティブに売り込むあたり

見ていて「いいな」と感じました

 

 

重ねてになりますが

私は特別、文学界に興味も知識も

ありませんが、

 

 

村上春樹さんも、毎年のように

ノーベル文学賞の候補といわれ

受賞を逃して久しいですが

 

世界中に「ハルキスト」と呼ばれる

彼の作品はもちろん、考え方や生き方を

支持する熱狂的なファンもいます

 

 

凄くいいという方もいれば

よくわからないという方もいる

 

それが文学の世界という気がします

 

 

あるべき販促チャンスを逃した時

それを逆転の発想で切り替えていく

 

そんな前向きにとらえる気持ちは

書店の店員さんを見習うべき点だと

そう思いました

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

 

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