利用者の声なんて届かない時代
おんせん県おおいたで
貸切バス旅行を扱う
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2023年5月29日(月)1371号
今日も宜しくお願いします
最近、私があまりこころよく
思っていない事がふたつ
三公社五現業なんて言っても
もうわからない人のほうが
多くなったんだと思いますが
ひとつは「郵便局」様
ゆうちょ銀行ATMの
硬貨をあづけた時につく
110円の手数料
あれはちょっと「ふざけんな」です
例え、10円玉一個を入金しても
110円の手数料を取られるという
非常に腹立たしいモノです
そしてもう一つは
私の仕事にも多くかかわってくる
「ジェイアール」様
先日も話題になった
大分市内にある駅のうち
四つの駅の無人化を
7月1日から実施するというのです
まあ、以前からこの話は
進められており
身体障害者の団体などからも
反対する動きが行われてました
今回無人駅になるのは
日豊本線の高城・大在・坂ノ市の3駅と
豊肥本線の中判田駅
鶴崎駅も一部時間帯だけしか
窓口に駅員を置かないのだそうです
鶴崎駅なんて
特急ソニックが止まる駅
思わず「えぐっ」と
言ってしまいます
今後は無人駅向けの
遠隔サービスで監視カメラや
インターホンを設置し
大分駅構内のオペレーターが
カメラを通じて安全確認や
客への案内を行うようになるそう
そのほか
1日1回以上巡回を実施して
機器の点検や清掃などを行い
機器の故障時や
客の列車乗降で手伝いが必要な場合は
必要に応じてスタッフを置くという
儲からないから仕方ないのは
分かりますが
かつては営業窓口で買えていた
特急の切符や指定券
すべて大分駅の
みどりの窓口での購入です
それすらも
ネットで購入できますよと
かなり声高に宣伝されてますから
旅行会社がJR券を
窓口に買いに行くなどという
愚かな行為は
たとえ手数料を頂いたとしても
もうそろそろ辞め時です
ネット販売、チケットレス化を
ますます進めます
JR東日本も首都圏231駅、
地方圏209駅にあるみどりの窓口を
25年までに約3分の1の70駅まで削減
一方で、ネット販売「えきねっと」の
取扱率を昨年度の約25%から
25年度は60%へ
JR東日本管内新幹線の
チケットレス利用率を約30%から
25年度には70%へ拡大させます
ネットやスマホユーザーに
対応するため、来月末には
「えきネット」をバージョンアップさせ
利便性の向上を目指します
同社では、販売体制を店舗から
インターネットに転換する方針を
表明しました
旅行商品についても、
JR九州のジョイロードと同じように
駅で個人型パックツアーを販売する
「びゅうプラザ」も年度末で終了させた
店舗の機能をIT弱者のフォローや
訪日客や地域顧客への地域に
根差した情報発信を行う場
駅で旅の専門知識を有した
スタッフが対応する
「駅たびコンシェルジュ」
として観光案内する
新形態の店舗となります
私のようなIT弱者は
「わからない」
「できない」
「ついていけな~い」
などと言ってると
どんどん置いて行かれ
知らずに損をしてしまってるのも
自業自得の時代になるのでしょう
コロナを契機に非接触だの
オンラインだの
ITやDXやAIという
これまでとは違うモノにも
慣れていかないといけないのは
分かるんですが
サービスやモノの値上げと同様
この機会にいろんな事が
ごり押し気味に進められてるようで
利用者の声なんて
はなっから聞く気もなければ
どこにも届かないんだろうなと
少し寂しい気になります
それでは、今日はこれくらいで