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「ある」に拘らず「ない」に嘆かず

 

おんせん県おおいたで
貸切バス旅行を扱う
旅行会社をやっています

おおいたツーリストの中村です

2023年12月31日(日)1586号

 

 

いよいよ大晦日となりました

今年もあと数時間で終わります

 

 

個人的な話ですが、今年を振り返れば

よい一年だったと思います

 

毎年、そんなふうに言ってます

 

 

私にとって良い年の基準は

病気せずに元気で過ごせれば

それだけでもう良い年

 

 

毎日生きているんですから

毎時間、毎分ごとにいい事も

悪い事も起きるモノですが

 

 

そんなことを

イチイチ気にしてても

キリがありませんから

 

 

長い目で自分の人生を見た時

今年あった様々な事をひっくるめて

 

「あ~今年もいい年だったな」

そう、思うようにしていて

 

どうせ「いい年」の基準も

明確な概念もないんなら

 

モノの見方とか考え方次第で

同じ出来事を良くも悪くも

できてしまうと思うんです

 

 

わりと、物事にクヨクヨするクセに

比較的あっさり忘れてしまうので

最後は悪い事を良いことで上書きする

 

そんな癖があるような気がします

 

最近だと、曖昧な記憶すべてを

美化コーティングしてしまうよう

 

そんな気さえしてきます

 

 

 

ある旅行で、お寺の参拝に行って

その時の住職がしてくれた法話で

 

 

普段、私たちが

日常生活をしていく中で

「欲」というものに執着があり

 

 

その執着から離れることを

仏教では「喜捨」というのだそうです

 

 

喜んで捨てる、つまり

捨てたものに執着しないという

意味なんだそうです

 

 

何かをしてやったのに

お礼もない、感謝もない、

といった見返りを求め腹を立てる

 

そういった執着が

自分の生き方を苦しめる結果になる

 

お釈迦様は

「あるに拘らず、ないに嘆かず」

と、おっしゃっています

 

自分自身の人生を軽やかにするには

物事に執着しない生き方をしなさい

 

 

そんな話をされておられました

 

 

毎年毎年、

当たり前ですがひとつづつ

歳をとっていき

 

そしてまた、確実に

死に近づいていっています

 

 

特に徳を積もうとか

社会貢献しようとか

 

そこまでの人間には

なれてないのが正直なんですが

 

落ちてるゴミがあれば拾う

泣いてる子がいれば声をかける

 

気がついてるのに前を

通り過ぎていくんじゃなく

 

当たり前の事をできるような

人になっていきたいと思います

 

来年の抱負なんて特にないですが

大晦日にそんなことを思いました

 

 

今年私に関わってくださった

全ての方に対し

心よりお礼申しあげます

 

 

どうぞ、ご家族お揃いで

良いお年をお迎えください

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

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