タビックスで過ごした時間がくれたもの
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2025年12月2日(火)
2293号になります
土曜日の夜
私が21から37迄の16年間
在籍した旅行会社のメンバーが
熊本に集まった話は日曜日のブログに
紹介させてもらいましたが
この歳になると
ふと、いろいろ考えることがあり
この仕事を35年くらいやってきて
でも、この仕事じゃなかったら
また別の人生があっただろうと
それは、いい意味でも、悪い意味でも
もっとずっと稼げることを
やっていたかもしれないし
その逆で、路頭に迷ってた
可能性もあります
まあ、私くらい
真面目で計算高いと
路頭に迷うという事は
無いでしょうけど・・・
と、自画自賛とも冗談とも
取れない事をいいますけど
ずっと警察官になりたくて
何度も挑戦するもなれなくて
それでこの世界にたまたま入って
平成三年だったかな
当時は全国観光公社(株)
通称「ゼンカン」という
日本交通公社に言わせれば
まがいものみたいな旅行会社
その二年後にはCIで社名変更
(株)タビックスジャパンになり
当時は台湾にも支店駐在を置き
国内90店舗、社員数1,000名の
中堅旅行社
新聞に折り込みチラシを入れて
募集ツアーを企画する主催旅行を
中心に全国に展開していました
当時は読売旅行さんや阪急交通社
といった同業のツアー会社に
肩を並べるほどでしたが
その後、募集旅行の衰退の波で
私の所属していた大分支店も赤字続き
平成20年くらいで閉店
その支店閉鎖を機に私も退職
土曜日にはそれ以来会って無かった方も
何名かいらっしゃって
まだ、今でも現役で
タビックスで活躍されてる方も
別の旅行社やこの業界で
また私のように独立された方も
そして、まったく別の業界で
頑張っている方もいて・・・
それそれの人生の中で
「タビックスジャパン」が
未だに大きく影響していて
飛躍を遂げた方
翻弄され続けた方
色々あるわけです
もうこの歳で振り返っても
あの時代、あの時間は戻る事は無いし
37で転職を余儀なくされた事への
恨み節も特にないし
むしろ
楽しい時間を過ごさせてもらったと
感謝しています
日曜日、月曜日、そして今日と
あの夜あった人、話したこと
いろいろ思い出しますが
自分の今、立っている地点を確めると
これで良かったんじゃないかと
これしか出来てないんだから
これ以上を望むのも、悲観するのも
違うなと思うんです
おそらく人間の一生は
大筋で運命みたいなものが出来てて
その筋書きをアジャストする事はあっても
だいたい決まった横幅の範囲の中で
歩いてるのかなとそんなふうに思います
そういう意味でいえば
この「旅行を生業(なりわい)にする」
というのも
神様が私に与えられた役回りで
「お前はこれくらいでちょうどいい」
くらいに仰っているのかもしれません
あと、何年この仕事が出来るのか
わかりませんが、誰かの役に立てている
とするならば、嬉しい事です
それでは今日はこれくらいで



