駅の旅行窓口が無くなるという旅行業界
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
今日もよろしくお願いいたします
今日の朝刊
社会面の本当に小さな記事で
大分駅など10駅の
「旅行の窓口閉鎖」
とありました
JR九州は来年3月末で
九州の主要10駅
小倉・黒崎・博多・久留米
佐賀・長崎・大分・熊本・
鹿児島中央・宮崎
の計10駅に現在設置されている
「旅行の窓口」を
閉鎖すると発表しました
大分駅でもみどりの窓口
切符売り場横などで
JRの旅行商品を中心に
取扱いを行ってきましたが
コロナ禍で売上高が激減
最近の団体旅行離れや
店頭での販売が落ちているため
来春で全て姿を消し、
ネット販売に全面移行していくそう
JR九州の旅行の窓口は
もともとJR九州とJTBが企画する
「JRを利用した国内旅行、宿泊旅行」
「ビートルを利用した韓国旅行」
をメインに販売する店舗でしたが
コロナで低迷する利用状況等を
踏まえ閉店となったようです
今春、JR東日本の
びゅうプラザもすべての駅で
営業を終了したという話題を
ブログに取り上げましたが
JR各社もいわゆる
不採算部門についての扱いは
厳しいものがあります
ネットに慣れている若い方は
自分で手配を完了できるので
リアル店舗の必要性を感じない方も
多いようですが
ある程度年配で、ネットを使えない
カウンターでお話ししながら申し込みたい
そういう層は、未だにある程度あって
話し好きで、旅行好きなんていう
シニアの方になると
対応するスタッフと
ああでもない、こうでもないと
話が長くなって
結局、決めきれず
「また来ます」なんて言う事も
よくあるものです
私も随分ありましたが
予約受けて、やっとお金になる
その直前にコロナで取消し
なんて事が相当あって
随分、悔しい思いもしました
かつてJR九州には
ジョイロードという
個人から団体、国内、海外
全て取り扱う旅行社がありました
私が20~30代の頃は
競合にもなってましたし
JRという武器があるだけに
相当な脅威でした
それがなくなり、旅行の窓口になり
こんどはそれもまた無くなる
リアルな旅行会社なんて
本当に要るのかといつも思ってしまいます
私らのような小さな旅行社は
とりたてて武器もないですし
全国のJRが
駅の旅行部門を閉めていくように
潮時というモノを考えます
寂しい気もしますが
ニーズがなければ喰っていけませんし
ウチの会社の近い将来も
考えさせられる記事でした
それでは今日はこれくらいで