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筑豊の昭和を彩った「嘉穂劇場」の復活を

 

 

 

 

大分で旅行会社をやっています

おおいたツーリストの中村です

 

 

福岡の田川、飯塚の筑豊地方

大分から行くと中津市よりの

地域で日帰り旅行でもよく尋ねます

 

 

(写真はお借りしています)

 

 

この辺りは石炭の採掘で栄えた町

 

 

 

田川の石炭資料館や

飯塚の旧伊藤伝衛門邸や

嘉穂劇場

 

すべて石炭で繋がる観光地です

 

(山本作兵衛さんの絵より)

 

 

私は昔からなんとなく

この筑豊地方の荒々しく、逞しく

今となってはどこか寂しげな感じが

結構好きです

 

 

 

そんな私にとっては

ショックなニュースが流れました

 

 

 

90年の歴史を持つ老舗芝居小屋

 

「嘉穂劇場」運営法人の解散が

昨日正式に決まったという事です

 

 

認定NPO法人嘉穂劇場の

伊藤英昭理事長は

 

「コロナ禍で公演もできない、

見学の団体も来れない状況で

 

90年経った大屋根の修理とか

また次の更新時期を迎えている」

といいます

 

 

 

嘉穂劇場は、大型の回り舞台や

2本の花道を備える芝居小屋として

国の登録有形文化財でもあります

 

2003年に県内を襲った集中豪雨で

壊滅的な被害に見舞われたものの

 

 

劇場に育てられてきた役者たちや

人気芸能人によるチャリティーにより

幾度となく存続の危機を乗り越えてきました

 

 

 

しかし、昨年から続く新型コロナの影響で

公演やイベントは無くなり、運営を直撃

 

 

年間約2500万円の維持費用のほか

今後、多額の更新費用もかかることから

運営法人は運営断念を決めたそうです

 

 

嘉穂劇場は今後、飯塚市に所有権を移し

新たな運営主体のもと再開を目指すそうです

 

 

 

 

昭和の初めから、第二次大戦も

乗り越えて役者やファンに愛された

 

こんな歴史的にも文化的にも

意義のある建造物は

 

みんなで守って行かなくては

ならないと思います

 

 

 

私達がどれだけ協力できるか

たかだか知れてるとは思いますが

 

 

地元自治体、県、国で支えて頂き

この存続の危機を乗り越えて欲しい

 

 

観光需要が戻って来れば

必ずまたお客様と共に行きます

 

 

頑張って再開される事を

心より願っています

 

 

 

それでは、今日はこれくらいで

 

 

 

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