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添乗員の基本の「キ」人員確認

 

 

 

おんせん県おおいたで

旅行会社をやっています

 

おおいたツーリストの中村です

今日もよろしくお願いします

 

 

写真はイメージです(今回の件とは関係ありません)

 

 

 

 

今朝の情報番組の中で

福井市の小学校の修学旅行で

滋賀県内のパーキングエリアを

出発する際、人数確認が不十分で

 

置き去りにした状態のまま

出発していたという事案があり

 

その子に気がついたトラック運転手が

バスに送り届けたという話題が

報じられていました

 

 

 

 

そのバスの出発時、

人数確認をしたのは担任の先生で

 

 

福井市教委は

「点呼を徹底すべきだった」

と言っているという事ですが

 

当たり前のことと思いつつ

やはりどうしてもこういう事って

おこる事ものです

 

 

 

 

今回は善良なトラック運転手の

機転をきかせた対応で難を逃れた感じですが

 

これ、本来のマニュアルからしても

バスが元のパーキングに迎えに戻るのが

正しい対応なんだそうで

 

この点についても

市教委では対応のあり方について

再度指導していくという事です

 

 

私が子供の頃だったら

それこそ先生や親なんかに

 

「お前がポヤッとしてるから

こんな事になるんだ」

 

逆に叱られる所ですが

いまはいい時代になりましたね

 

 

私も年間何度か添乗で同行しますが

出発前、必ず乗車の人数確認を行い

間違いなく全員が載っているか確認して

乗務員に揃ってる旨を口頭で告げます

 

 

特に添乗員という仕事は

途中から離団したり、復団したりという

今現在、この車には何名が

乗車しているのかを把握して

 

しかも素早く正確に乗車人数確認を

行わなければなりません

 

例えば、台数口の仕事で

次の休憩地までの間だけ

 

2号車から3号車に移動してたり

そういった変更にも対応しておく

必要があったりします

 

 

しかも、一度ではなく

1日に何度も確認しなくてはならないし

 

おそらくこの先生も旅行が

終わりに近づき

少し気が緩んだのかもしれません

 

 

小型のバスに10人以下だったり

大型バスに45名ぎっちりだったりだと

 

それほど気を使わずに

すぐに確認できるんですが

 

37~8人くらいのちょうど

中途半端な数だとキチンと数えないと

今回のようなミスが起きてしまいます

 

 

私はまだ、そういう事はありませんが

観光地出発時の人数確認漏れ

 

いわゆる参加者の置きざりは

たまに耳にするもので

 

やはり残された方は怒りますし

この後の交通手段の手配や

場合によってはお詫び金を払ったり

 

それは後処理が大変な事が

多かったりします

 

よく「隣の方はいますか?

いない方は手を挙げてください」

 

という確認の仕方をする方がいますが

それでミスがあった際は

誰のせいにも出来ません

 

 

私たちのような添乗業務を行う

いわゆる「旅行のプロ」と

言われるような人間でも

 

きちんと1から数えて

全員が揃っているか、漏れはないか

 

しつこいくらい確認して

乗務員に出発依頼を行う

 

それが随行責任者としての

「基本のキ」なのです

 

 

ツアーの参加者はちゃんと

そう言う所もチェックしながら

見ています

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

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