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海外観光客向け“修行プラン”日出の羯諦寺

 

 

 

 

大分で貸切バスを使う旅行や送迎で

お得に手間なく予約されたいお客様の

お手伝いをしております

 

同時に

大分の観光情報や身近な話題

近の出来事で感じたことを

わたくし目線で書いております

 

おおいたツーリストの中村です

きょうも少しお付き合い下さい

 

 

 

日出町豊岡の羯諦(ぎゃてい)寺

(臨済宗)の住職河野紹真さんが

 

同寺や近くの民家を活用し

宿泊しながら日本文化と仏教に

触れる体験ができる取り組みを始める

 

主に海外観光客を対象にしており

県内でも珍しい試みという

 

「町のPRにもつなげたい」と

意気込んでいる

寺近くの借家を

「ゼンメディテーション リトリート」

と名付け、和室4部屋を宿坊にする

 

寺では午前中に座禅や掃除を体験でき

午後からは自由に観光してもらう

 

希望者は別料金で茶道や書道、

着付けも楽しめる。


「日常生活の全てが修行。

その心を知ってほしい」との思いから

3食の食事は宿泊客と河野さんが

協力して調理。

 

十分に体験してもらうため

2泊3日以上で受け入れる


定期的に座禅や写経の催しを開き

町観光協会の体験型交流企画

「ひじはく」の案内人も務めるなど

地域と寺の活性化を図ってきた河野さん

 

昨夏、民泊を運営する知人らとの

交流から、宿泊型のプランを構想

 

先月に旅館業法の簡易宿所の

許可を受けた

 

特に体験を重視する欧米の客に

焦点を定め、英語のホームページを

開くなど準備してきた


先月下旬から利用者を募集しており、

早速5月にカナダ人旅行者の予約が

入っているという

 

「多くの縁が生まれるのを楽しみにしている」
と話した。料金は2泊3日で1人2万円

(14日付 大分合同新聞より)

 

この記事、なかなか興味深く

旅行業を営む私から見ても

いかにも受けそうな試みだと思いました

 

 

最近、いろんなところでお寺の後継者が

いない事で、門徒さん、檀家さんが離れて

いっているという話を伺います

 

 

お彼岸やお盆や、何回忌とかって

私の両親くらいの世代までであれば

お寺との付き合いを大事にされてますが

 

 

正直、私より下の世代が世帯主となると

法要や寄付だったり、付き合いが

面倒とかでお寺から離れる方が多いそう

 

なんとなく、わかる気がします

 

 

お寺って旅行業の立場から見ると

観光素材として凄く魅力的なんです

 

京都の有名な寺はもちろんですが

比叡山や高野山、永平寺をはじめ

年間を通じ参拝客の絶えないお寺も多く

 

また、全国各地でみると

おもしろ説法や、ギター説法など

 

独特の個性的な法話などで

人気を博しているお寺などもあり

 

片田舎の小さなお寺でも、

住職さんのキャラとアイデアだけで

 

観光バスが続々と押し寄せ

物販だけでかなりの収入があるそうです

 

 

私は添乗でそういうお寺をたくさん

全国で見てきましたが、本業の

住職じゃなきゃ意味がないんです

 

 

逆に外国人観光客(インバウンド客)

となると、こういう体験型の宿泊施設に

した方が集まりやすいですよね

 

写経や座禅や、掃除など

修行のような体験でも

 

日本の伝統文化だと魅力を感じ

精進料理でも有り難く喜んでくれるし

 

これからの需要は圧倒的に

この宿泊型が伸びていくでしょうね

 

事業的な目線だけで言ってますが

もちろんこのお寺の住職さんは

 

金儲けでやってるわけではないでしょうが

魅力的な施設になりうると思います

 

これから先、

「お寺の収入だけでは、成り立たない」

と言われるご住職は増えると思います

 

そんなとき

その土地ごとの魅力ある素材を活かし

例えば、田植え体験や地引網体験など

 

プラス

 

お寺ならではの修行体験などを

取り入れると、インバウンド民泊需要は

ますます伸びていくと思います

 

 

なんか、とても面白いと思いますよ

 

この記事を読んで、お寺の持つ

ポテンシャルをすごく感じました

 

 

では、きょうはこれくらいで

 

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