旅行業界の今昔 大分駅前に見る変遷
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2025年9月13日(土)
2203号になります
きょうも宜しくお願いします
トキハ大分店に行ってきました
(写真お借りしてます)
といっても、大分以外の方に
「トキハ」と言っても
それは何?かもしれませんが
HAではなくWAで読ませる
地元のデパートです
私のような者には少し敷居の高い
ふるさとのデパートなんですが
そんな私が何をするために伺ったか
というと、海外旅行のパンフレット
これを貰うため「だけ」に行きました
最近は、各社ともデジタル化され
ネット上から閲覧、必要な部分だけ
ダウンロードやプリントアウトできる
システムになっているので
以前のように旅行のパンフも
たくさんは作られてないのですが
取り寄せ、または店頭に取りに行けば
まだ手に入る場合も多くて
当社のお客様は、比較的高齢で
パソコンに明るくない方が多いので
さっきのような、デジタルパンフを
紹介しても怪訝な顔をされるだけ
昔ながらの冊子になってる
紙ベースのめくれるタイプのみが
信用できるようです
となると
現物を取りに行かなくては
ならないという事になります
お客様が「JTBの~」と
やたらJTBを繰り返されるので
「JTBでしたら現地も安心ですよね」
と、妙に同調し
ならばとばかりトキハへ
JTBさんが今月頭に移転されたのは
聞いていたんですが
同時にトキハ会館3階にあった
店舗も一緒になったということで
さぞかし広いのかと思いきや
割と現実的なスペースで
以前の駅前の店舗の時のように
パンフレットのアイテム数も
多くは置かれていませんでした
(イメージです)
土曜日のお昼前という事で
ブースにはIT初心者的高齢者や
有閑マダムらしき5~6組の
お客様がいて、相談されてましたが
結局、相談だけして申し込みに
ならないお客様もいる訳で
それでもこうして移転しても
お客様の相談できるカウンターを残す
業界のガリバーと呼ばれた
JTBの意地と責任みたいなものを
なんとなくですが感じます
(8月まで営業していた大分支店店舗)
ここ数年で大分駅前も
大手旅行会社の店舗なんて
ほぼなくなったでしょう
HISさんがあるくらいで
JR大分駅構内ももうないですから
事務所だけ都町あたりのビルの
上の方にちっちゃく構えて
法人や一般団体セールスのみを行う
セールス部隊だけ残して
カウンター業務はありません
ショッピングセンターにあったお店も
今じゃ別府の
ゆめタウンくらいでしょうか
その流れを一気に
加速させたのがコロナ禍で
テナント料や人件費という経費に
各社一斉にメスを入れました
この状況だけ見ても
旅行業の今昔が見えてきます
話は戻りますが、
今回のこの海外旅行予定のお客様
私が30代の頃からのお付き合いで
もう70代ですが会社をされています
ある程度、信頼して任せて
頂けているので
少しくらい面倒な手順でも
一番ご納得いただけるような手筈で
やらせていただいてます
儲けよりも
どういうやり方や商品が
一番喜ばれるか
まあ、この考え方自体も
一昔前の旅行マンなんでしょうね
明日はイマドキの話を
していこうと思います
それでは今日はこれくらいで