小口の客にも五分の魂
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2026年8月4日(火曜日)
2538号になります
きょうもよろしくお願いします
メインでお世話になっている
銀行さん以外にも
地元の金融機関さんと
お取引をさせていただいています
取引といっても
少額の預金や融資、積立てなど
先方からすれば
決して大きな取引先ではありません
いわゆる「超小口客」です
数年前、その金融機関さんが主催する
団体旅行を何年か続けて
いただいたことがあり
その時に大変お世話になった方が
現在、最寄り支店の支店長をされています
そんなご縁もあって、2~3年前から
以前より少しお付き合いを
濃くさせていただいています
少なくとも私はそういう
気持ちでお付き合いしています
毎月5日には、会社と個人の口座から
いろいろな引き落としがありますので
いつもその前に入金に行くようにしています
今日も午後から、その金融機関へ
伺う予定にしていました
すると午前中、担当の方から電話があり
「積立てていた3年物の定期が
満期になっているので手続きをお願いします」
とのこと
証書と印鑑を持って窓口へ行き
満期になった定期を普通口座へ移してもらい
その後、ATMで入金を済ませていました
3年間積み立てても
利息は百円にも満たないという
驚異的な低利率の定期
さすがにもう
継続するつもりもなかったので
「今回はもう結構です」
とお断りしました
というのも、
昨年の秋に前任の担当者から
「担当が変わります」
と電話をいただいたのですが
その後、年末にカレンダーと
名刺を不在時に置いていかれただけ
年が明けたら改めて
ご挨拶に来られるのかな
とか思っていたのですが
結局それ以来、今日まで特に
お会いすることもありませんでした
そんな中で、満期になったから
「継続をお願いします」と言われても
「担当って一体何のためにおるん?」
と、少し思ってしまったわけです
そんな私の様子を見ていた支店長さんが
奥から出てこられて
「少しだけお話を……」
と応接室へ
以前お世話になった方でもありますし
さすがに支店長にまでつっけんどんな
態度を取るわけにもいきません
そこから10分ほど
支店長に一生懸命お願いされまして
「そこまで言われるなら、
今回は支店長の顔を立てましょう」
ということで、
結局また3年モノの定期を
今日から始めることにしました
まぁ、36回払いのサブスクだと思って
またお付き合いしてみようと思います
こうして別のお金として分けておけば
必要な時のための資金にもなりますし
何となく使ってしまうことを防ぐ
意味でも悪いことではありません
それに、懸命にお願いされている
支店長さんを見ていると
「少しはお役に立てたのかな」
という気持ちにもなりました
ただ今回、改めて思ったことがあります
金融機関とのお付き合いというのは
やっぱり「普段からのお付き合い」が
大切じゃないか、ということ
小さな取引でも、普段から顔を合わせ
ちょっとした会話をしたり
そんな積み重ねがあってこそ
「何かの時には、この人に相談しよう」
となるじゃないですか
頻繁に来てほしいとか全くないですが
自分の都合だけで「定期してくれ」
「決算書見せてくれ」って言われても
感情的に追いついて行かない
「じゃあ、令状持って来いよ!」
の世界になってしまう
そのくらいややこしいオッサンです
これは金融機関に限った話ではなく
私たち旅行会社の仕事でも同じこと
いざという時だけ、
「お願いします」
と言われても、やっぱりそこには
日頃の付合いがあってこそです
もちろん大口のお客様を優先し
大切にすることは必要だと思います
それくらいは理解しています
ただ、
小口には小口なりの意地もあります(笑)
「初めまして担当です、定期続けて下さい」
を受け入れる度量は持ち合わせていない
平時からお付き合いがあれば気持ちも
また違ってくるんだろうなと思います
とはいえ、
自分の息子ほど年の離れた担当さんに
面と向かって小言を言うほど
野暮でもありません
結局、継続するという判断は
3年後、私を助けてくれるものに
なると信じていますし
久しぶりに支店長さんと
お話しできたのも良かった
間もなく支店長さんも
転勤されるんでしょうけど
まぁその時は、その時で
また考えましょう
お付き合いというのは、
結局「人」と「人」
大きな金額を動かすことだけが
お付き合いではないと思います
小さな取引でも、
「この人と付き合っていきたい」
と思ってもらえるかどうか
逆にこちらも、
「この人と付き合っていこう」
と思えるかどうか
結局、そこなんでしょうね
「小口の客にも五分の魂」
そして、支店長の顔もある(笑)
今回は、そういうことで
それでは今日はこのくらいで

