効率は遠回りした人間にしか分からない
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2026年9月10日 木曜日
2575号になります
きょうもよろしくお願いします
毎年この時期は忙しくなります
というか
もともと旅行業界は
秋が忙しいんです
その準備やら
見積もりやら
問い合わせやら
9月から11月いっぱいは
普段あまり忙しいと言わない私でも
ちょっとバタバタします
そして今週は特にひどい(笑)
何をどこまでやっていたのか
分からなくなることがあります
一つの仕事をやっている途中に
別の案件の電話が入る
電話が終わったら
並行して別の見積もりを始める
そこへまたメールが来る
で
「あれ?さっき何してたっけ?」
最近こういうことが増えてきました
寄る年波には勝てません(笑)
とはいえ
プレイヤーとして
「もう歳だから」なんて
泣き言も言っていられません
己に鞭打って
なんとかやっています
そんな時に思い出したのが
イチローさんの言葉です
「無駄なことを省いて
効率よくやろうとする人が多いけれど
無駄なことを経験して
圧倒的な量をこなさないと
何が自分にとって大切なのか
何が質なのかすら分からない」
まったくその通りだと思います
今の世の中は
タイパ
コスパ
効率
生産性
何をするにも
この言葉がついて回ります
無駄は悪
遠回りも悪
効率が悪いことは
まるで能力がないことのように
言われることもあります
でもね
私は少し違うと思っています
最初から
「質の高い仕事を効率よく」
なんてできる人間が
どれだけいるんでしょうか
そんなもんはそこそこの量を
こなした後だから分かるんですよ
私もサラリーマン時代には
今の3倍くらいの売り上げを
夜遅くまでやっていました
今思えば
無駄なこともたくさんやりました
失敗もしました
効率なんて
考えている余裕もありませんでした
ただひたすら
目の前の仕事を終わるまで片付ける
やらないとお客様に迷惑がかかるし
数字も作れないし・・・
それをずっと繰り返してきた
でも
その「量をこなした経験」が
今になって結構役に立っています
もちろん
無理をすればいい
長時間働けば偉い
そんな話ではありません
ただ
「無理をしない」ことと
「無理ができない」ことは
別の話だと思うんです
最近の若い人を見ていると
タイパが悪い
コスパが悪い
効率が悪い
そんな言葉を
ずいぶん早い段階から使います
そして周りも
無理するなよ
早く帰れよ
休めよ
と声を掛ける
もちろん
これは大事なことです
ブラック企業みたいな働き方を
肯定するつもりはありません
でも
一度くらい
「もう限界だ」と思うところまで
何かをやり切った経験
それがないまま
本当に困った時に
踏ん張れるのかな
そんなことを
56歳のおじさんは
ちょっと考えてしまいます
遠回りも、無駄も、失敗も
若いうちにしか
できないことがあります
そしてテンパって汗かいて
それを大量に経験したからこそ
「これは要らない」
「これは大事だ」
ということが
だんだん分かってくる
結局、効率というのは
最初から手に入れるものではなく
さんざん遠回りして
さんざん失敗して
さんざん量をこなした人が
後から手に入れるモノだと思うんです
結構今日も電話が鳴ってますし
何をどこまでやっていたのか
分からなくならないように
メモを取りながら・・・
あれっ、その取ったメモ用紙は
どこにいったんだ?(汗)
それでは今日はこれくらいで


