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とりやめる、引き返す判断を下す勇気

 

 

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同時に

大分の観光情報や身近な話題

最近の出来事で感じたことを

私目線で書いております

 

 

おおいたツーリストの中村です

きょうも少しお付き合い下さい

 

 

週末の鹿児島県屋久島の大雨被害

あれ程の土砂崩れなどもありながら

 

孤立していた登山者や観光客に

何も被害もなかったのは本当に

なによりでした

 

 

今朝になって登山のツアーガイドの

判断基準がまちまちだった事が

問題視されているようです

 

 

今朝の朝日新聞では、土砂崩れにより

山中に取り残された登山者らについて

 

 

町は19日、一時孤立した人が少なくとも

計314人に上ったことを明らかにし

 

 

天候不良が予想されていた中で登山を

決めたガイドもおり、ルール整備などの

課題が残りそうという記事を挙げています

 

 

 

 

私も屋久島には何度か添乗しています

 

紀元杉まではバスでも行けるのですが

樹玲千年を超える縄文杉まで行くには

歩いて登らなければ見られません

 

 

元々、年間降水量の多い屋久島なので

各ガイドさんも多少の雨は慣れていると

思いますが

 

 

今回のような局地的な大雨が続くのは

珍しいのでしょうし、登山ツアーも

 

すでに出発してしまってからでは

なかなか中止しにくいと思います

 

 

 

 

私も以前、二度ほど富士登山ツアーに

添乗したことがありますが

 

 

そのうち一度は悪天候のため

八合目の山小屋までで、ご来光も拝めず

引き返したことがあります

 

 

翌日、山梨の果樹園でぶどう狩りして

羽田に向かい帰る行程だったんですが

 

「ぶどう狩りしに来たわけじゃない!

富士山の山頂に行きたかったのに!」

 

 

「元々そういうツアー日程ですし・・・」

 

 

下山を決めた登山ガイドではなく

翌日になって添乗員の私に言ってくる

 

一晩寝たら、「残念」な怒りが

込み上げてきたんでしょうね

 

 

 

あれ程ガスがかかって、真っ白で

すぐ先も見えないのがわかってても

怒りのぶつけ先は私しかいないので

 

 

たぶん、7~8万くらいの費用だったんで

又来るというのもなかなか大変です

 

理不尽な気はしたけど、なんか

ひたすら謝ってた覚えがあります

 

 

でも、ご機嫌取りのために危険に晒す

わけにもいかないのがこの手のツアー

 

 

そこは十分理解して、同意してから

参加してほしいものです

 

 

ホントは満足して帰っていただきたいのは

企画する旅行社も登山ガイドも同じ思い

 

 

だからこそ、とりやめる

引き返す判断を下す勇気も

わかっていただきたいものです

 

 

 

それでは、今日はこれくらいで

 

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