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飯塚で残念に思ったこと

 

おんせん県おおいたで

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おおいたツーリストの中村です


2023年10月21日(土)1515号

 

 

今朝は少し風が強いものの

きれいに晴れました

 

 

近くの中学校では

運動会(体育大会)が

行われていたようで

 

 

午後には保護者の方と一緒に

帰られる姿もありました

 

 

昨日の田川、飯塚の筑豊日帰り旅行

 

昨日もブログに書いたように

田川市の石炭歴史資料館や

飯塚の旧伊藤伝衛門邸を

お尋ねしてきたわけですが

 

 

この筑豊地方は

良質の石炭採掘で栄えた町

 

昔から

この地域を舞台にした映画やドラマは

「荒くれもの」が多くて

喧嘩が多くて、人がおおらかで

おおざっぱな町のイメージがあります

 

私の勝手なイメージですが・・・

 

 

(山本作兵衛さんの絵より)

 

 

昨日は久しぶりに

石炭歴史資料館に行ったので

この作兵衛さんの絵を

ゆっくり拝見しました

 

今は既に閉山になっていて

寂しげな感じと当時の生き生きした

感じが判りやすくて好きなんです

 

 

参加者の方々から聞かれた声として

90年の歴史があった老舗芝居小屋

「嘉穂劇場」さんが

現在は見られない状態にある事

 

 

コロナ禍で公演もできない、

見学の団体も来れない状況で

老朽化した建物の修理などを控え

 

事業運営が成り立たないと判断し

2年前から見学が

できなくなってるままです

 

 

嘉穂劇場は大型の回り舞台や

2本の花道を備える芝居小屋として

国の登録有形文化財

 

2003年の九州北部集中豪雨で

壊滅的な浸水被害に見舞われましたが

 

人気芸能人や歌舞伎役者

地元有力者のによるチャリティーで

存続の危機を乗り越え

再開していました

 

 

 

しかし、今回のコロナの影響は甚大で

公演やイベントが出来なかったので

 

運営するNPO法人は

年間約2500万円の維持費や

今後の更新費用も多額なため

継続断念を決めたそうです

 

 

多くの地元民や

芝居ファンたちに愛された

こんな意義のある建造物は

 

地元自治体、県、国で支えて

ぜひ再開し維持してほしいモノです

 

 

 

現在所有権をもつ飯塚市は

有識者会議を立ち上げ

 

検討委員会を開いていますが

耐震工事の必要性からまだ3年程度は

再開が先になりそうです

 

 

4億円以上を

クラウドファンディングで集め

現在も多くのファンから

寄付もあるそうです

 

私もさまざまな観光地を

訪れていますが、こういう施設は

絶対的に後世に必要なもの

 

 

閉館前は入場料300円でしたが

再開すればもっと高くても

十分、観光客は来ると思います

 

以前もやってくれていましたが

きちんと観光客向けにガイドを行う

 

「語り部」のような方を置き

ちゃんと施設の説明をしていけば

満足されると思います

 

 

昨日、伊藤伝衛門邸を訪れた際

 

今は、説明案内は

行っていないらしく

 

「各部屋に案内パネルを

置いてますので

そちらをご覧ください!」

 

と、言われました

 

観光協会の方なのかわかりませんが

ぶらぶらしているスタッフが

多くいるのにです

 

感染対策して案内すれば

お客様の満足度も全然違うのに

と、感じました

 

 

いかにも役所がいいそうな

「コロナで接触を避けるため」

みたいな話でしょうが

 

あれじゃ、かえって

暇そうに何人もいるほうが

心象は悪くなります

 

 

飯塚観光協会は他の自治体に比べ

熱心に観光客を呼び込むための

施策を発信してきます

 

純粋に観光客が喜ぶサービスに

徹することだけを行えばいいのに

 

 

そうすれば嘉穂劇場も必ずまた

採算の取れる施設として

復活できると思います

 

 

 

それでは今日はこれくらいで

 

 

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