許して、助けてもらえる人であるか?
大分で旅行業やっています
おおいたツーリストの中村です
突然ですが、
二度と思いだしたくないような
仕事上の失敗って誰にでも
一つや二つはありますよね
小さなミスはよくありますが大きな
失敗って近頃はあまりやってない
会社員時代の20代の頃は
そういうのがあって
私の中で忘れられない
しくじりベスト3と言うのがあります
一つは入社して間もない頃
その頃は、営業としても
まだお客さまが少なかったので
募集ツアーの添乗員として
日本中、あらゆる観光地に
折り返し、折り返し行ってた頃です
23か24くらいだったでしょうか
「水芭蕉の尾瀬散策3日間」
ハイキング好きなお客様
30人ぐらいを添乗する仕事
延々、尾瀬の木道の上を
何キロも歩くという特殊なツアー
「富士登山お鉢巡りツアー」前に
経費でジョギングシューズを買うと
自動的に行かされてしまう添乗
水芭蕉なんか興味はないし
そもそも尾瀬が何県にあるかも知らず
そんな感じで臨んで・・・
自宅から会社に寄ってから
空港に行ったんですが
着替えの入ったバッグはあるものの
航空券や名簿の入ったバッグは
支店の机に忘れてきて
結構、困る場面は多かったんですが
結局3日間、クーポンも資料も
無い状態でやり切ってきました
その経験があって
「必ずどうにかなるもんだ」
という妙にナメた感じの人間に
なってしまったような気がします
もう一つは
それと同じ頃でしょうか
北陸の片山津温泉だったか
その頃、ツアー企画でやってた
『夕食時、甘エビ食べ放題』プラン
そのツアーを社員旅行で買取って
一団体貸切で催行するという旅行
お客様は当然、夕食は名物の甘エビが
たらふく食べられるぞ!と思ってる
でも、お昼に確認の電話をホテルにすると
「今日の予約は〇〇株式会社様で
受けてるので、その企画はつきません」
と、えらく冷たく言う
手配担当者に任せっきりで
事前の打ち合わせミスと言うか
勝手な思い込みというか・・・
「追加でお支払いするので
何とかなりませんか?」とお願いするも
今日は他の団体も多く
厨房の甘エビの在庫に余裕がないので
食べ放題なんて無理ですという
これはやばいぞ・・・
今のように携帯も持ってなく
たぶん日曜日で会社も休みで
上司に電話するも誰も出ず
どうにかしてこのおっかない
お客様たちを怒らせないようにと
近くの観光施設に電話して
必死に色々お願いしていたら
宿に到着する直前に
お世話になってる九谷焼店の
専務さんが、
自社の冷蔵庫にある
甘エビをホテルに届けてくれ
何とか回避できたという事がありました
もう、本当に泣きそうなくらい
嬉しかったのを覚えています
多方面にたくさん迷惑を
お掛けしてしまいましたし
そのホテルも随分前に
潰れちゃいましたね
最後の一つは
農機具販売の会社が
お得意様を熊本の温泉に
招待された時の話です
宴会になり、
乾杯を終えると社長が
「中村さん、コンパニオン入れて」と
「ん、コンパニオン・・・?
そんなのは頼んでないけど」
そういえば、最終打ち合わせで
コンパニオン3人と頼まれてた
聞いていたにも関わらず
完全に手配漏れ
社長からは「バカやろう!」
みたいな感じに・・・そりゃ
なりますよね
めちゃくちゃマズイ状況になり
あからさまにうなだれてると
会長(社長の父)が私に
こういうのです
「皆はコンパニオンが入るって
知らないから気にしなくて大丈夫
俺が代わりにやるから!」
そして自ら、余興やカラオケで
盛り上げてくださいました
その会長も、社長も
もう亡くなられてしまいましたが
その後も、引き続き
お引き立ていただいています
いろんな方々に助けられ
ここまでやってきたんだな~と
つくづく感じます
今日はそんな事を思いだして
思ってました
それでは、今日はこれくらいで