給食から考える「食」の課題②
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2025年6月13日(金)
2111号になります
そっか、
今日は13日の金曜日なんだ
と思いながら、1年のカレンダーを
見渡すと今年は今月の1回しかない
13日の金曜日だから、どうした?
と言われてもどうもしないので
今日もよろしくお願いします
きのうのブログでは
最近話題になっている
俗に「からあげ1個の給食」
と、揶揄されている
福岡市の学校給食を書きました
確かに見た目は「これだけ?」と
思わず言いそうになりますが
私個人的にはそんなに否定的には
思ってないんですと書きました
予算もある事ですし
物価高の現在では仕方のない事
むしろ、私達や少し上の世代が
飽食をいい事に
贅沢しすぎた気がしています
たとえば
温泉旅館で宴会なんかするときも
こんなに食べられるんだろうか?
と思ってしまうくらいの量の夕食
一人あたり一万数千円なんていう
宿泊金額の差は夕食の内容で異なります
女性の方は比較的
料理を楽しみにされてこられるので
ちゃんと最後まで召し上がられる方も
多いのですが、それでも個人差はあるので
あまりに品数や量が多いと
残されて行かれる方が多いですね
男性の方は、お酒をもって
席を離れお酌に行かれたりしますので
宴会が終了する頃には
殆どの食事に手を付けられずに
お部屋に戻られる方も
私は宴会が終了してから
一人で宴会場に残って
自分の分の食事を済ませるので
仲居さんが片付けられてる最中も
どのくらいの食べ残しがあるか
チェックしたりします
外へ二次会へ行かれたり
お夜食を食べに行かれたり
されているのですが
この感じが
本当に生産者や調理してる方に
申し訳ないなと感じます
時には、その生産者の団体も
あったりしますけど・・・
以前はホテルさんも
始まる前、席に着くときに
出来るだけお料理を並べて
豪華さを演出していましたが
その後、温かい物、冷たい物を
一品づつ「後出し」が増えてきて
その方が、美味しく召し上がられ
食べ残しも減るのでと
ホテルの方に伺った事があります
その為、
この後どんな物が出てくるのか
お膳には「品書き」が
置かれていました
この方式もコロナ禍以降
スタッフが足りなくなり
やれなくなる所が増えました
宴会場自体を無くし
お食事処やレストラン会場にして
バイキング形式に
切り替えたところも多いです
バイキングだって
食品ロスが出るにはでますが
宴会料理のように
大量に廃棄はしていません
提供方法や量やタイミングを
計りながら出しています
かつて、大量廃棄される
クリスマスケーキや恵方巻が
ニュースで取り上げられて事が
ありましたが
この国の大人たちは
もっと一人一人が
食品ロスに対する意識を
強く持たないとダメですね
大事なのは意識なんですよ、意識
70代、80代になって
食べきれない宴会料理を前にして
「わ~、豪華ね」じゃないんですよ
「金払ってんだから残そうが勝手だ」
じゃないんですよ
とにかく毎回、凄い量の食材を
廃棄してるんですから
奇麗に平らげるのははしたないとか
大量消費を「是」とする感覚のズレ
今の給食を食べてる子供たちが
大人になった頃
今のような宴会やって
会席料理を残す感じには
ならないんじゃないかと思います
今の大人よりも全然
食べ物のありがたみを
わかってるんじゃないかな
あの給食なら・・・
個人的にはそう思うし
そうなっててほしいと思います
それでは今日はこれくらいで