私を育ててくれた愛ある上司との別れ
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2026年10月3日 土曜日
2599号になります
きょうもよろしくお願いします
きょうは福岡市に来ています
平尾にある葬儀場
私が21歳で入社した会社で
25歳くらいから約12年間
お世話になった元上司の葬儀に
参列してきました
1日に73歳でお亡くなりになられ
最後のお別れをしてきました
私は大分支店のヒラ営業
一方で向こうは
九州北ブロックを束ねる統括長
立場はずいぶん違いましたが
営業会議やら何やらで
顔を合わせる機会は多く
福岡市内のご自宅に呼んでいただき
夕食をご馳走になったことも
何度もありました
どういう方だったかと言うと
B型特有の偏屈者というか・・・
左利きで殴り書きで小さな文字を書く
しかもそれがまた読めない
せっかちで
小さなことにもよく気がつく
そして小姑のようにチクチク言う
こう書くとずいぶん嫌な
上司に聞こえるかもしれませんが
実はその逆です
私はこの方が大好きでした
サラリーマン時代を振り返っても
この人ほど愛情のある上司は
いなかったんじゃないかと思います
うるさいことも言うけれど
ちゃんと気にかけてくれている
みんなの前では厳しく指導するけれど
陰ではいろいろと気遣ってくれる
そんな方でした
当時は景気も良く
毎年の社員旅行は海外でゴルフ
とにかく爆笑の連続で
いつも楽しかったことを覚えています
丸々と太っていて頭は坊主刈り
写真に写る顔はいつも笑顔で
風貌だけで言えば
落語家さんにいそうな感じ(笑)
あの頃の姿が
いまでも目に浮かびます
2~3年前
病気を患っていることを
年賀状で知りました
その年の年賀状には
「これで年賀状じまいにします」
と書かれていました
もう10年くらい
直接お会いしていなかったのですが
体調が良くないという話は
風の噂で聞いていました
そんななか
9月6日の夜のことです
私が大河ドラマを見ていたら
突然、携帯電話が鳴りました
画面に表示されたのは
統括長のお名前
思わずドキッとしました
電話に出ると
かつての張りのある大きな声ではなく
か細く、かすれた声で
「もう正月まではもたんらしい」
そして
「お前にも嫌な事を
たくさん言わせてもらったが
悪く思わんでくれな」って
何とも言えないショックでした
その夜は
あまり眠れなかったことを覚えています
それからわずか3週間余り
あまりにも早い別れとなりました
きょうの葬儀で
遺影に使われていたのは
あの頃と変わらない笑顔
懐かしい顔を見ながら
かつての同僚や上司の方々とも
本当に久しぶりに
お会いすることができました
出棺のお見送りまでさせていただき
夕方、大分に戻りました
考えてみれば
私が21歳で社会に出て
いろいろなことを教わった時代
あの頃の自分があったからこそ
今の自分があるのだと思います
厳しく叱っていただいたことも
気にかけていただいたことも
今となっては
ありがたい思い出ばかりです
統括長・・・
若い頃の私を
熱心に指導していただき
本当にありがとうございました
どうか安らかにお休みください
こうして振り返ると
人生のなかで
ひとつずつ様々なことが
終わっていくんだなと感じます
寂しいですが
それもまた
歳を重ねるということなのでしょうね
それでは今日はこれくらいで


