知床遊覧船沈没事故から1年経って思う事
おんせん県おおいたで
貸切バス旅行を扱う
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2023年4月23日(日)1335号
今日も宜しくお願いします
ちょうど1年前のきょう
知床遊覧船「KAZU1」の
沈没事故が発生しました
早いものであれからもう一年
事故発生当時
何度もこのブログでも取り上げ
どうしてこのような
痛ましい事故が起きたのか
自分なりに情報を整理し
考えていたのを
思い出します
ゴールデンウィークを目前にして
観光シーズンがこれからという
まさにその時に起きた事故
これは知床の海という自然が
起こしたというより
人災だったという側面が強い印象です
乗員乗客26人のうち
死亡として発見されたのが
20人
いまだに6名は
発見されないままです
今日はその地元の
斜里町ウトロで被害者追悼式が
おこなれれました
国土交通大臣、北海道知事、斜里町長らが
献花して追悼の言葉を述べたのですが
やはり
いまだに見つからない6名の犠牲者が
あることは、この事故をより一層
重いものにしています
現在、この沈没事故を引き起こした
知床遊覧船の運航会社の経営者は
業務上過失致死容疑で立件に向け
捜査が続けられているところですが
一年たった今でも
遺族の納得できる謝罪は行われておらず
今日の追悼式にも
「呼ばれてないので行かない」と
コメントしたそうです
1年前にも思ったことですが
経営者が利益追求に走るがゆえに
起きてしまったような様々な要因
仕事をするうえで大切な
「思い」がそこに無かったために
こんな大事故のしっぺ返しが
訪れてしまったんだと
本当に悔しい気持ちです
軽井沢スキーバスの転落事故でも
思いましたが
私たちの仕事は
楽しいように見える反面
一枚めくったところには
こんな危険と隣り合わせなんだと
言い聞かせながら
普段から仕事をする
必要があります
これだけ時間が経ってしまうと
本当に難しい事だとは知っていますが
不明者の特定になるような
何か一部でも
家族のもとに返すことができれば
と、願ってやみません
それでは今日はこれくらいで