沖縄修旅での船転覆で旅行会社の責任は?
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2026年3月19日(木曜日)
2400号になります
きょうもよろしくお願いします
沖縄の辺野古沖で起きた
修学旅行中の転覆事故
同じ旅行業を営む身として
連日の報道が気になります
亡くなられた生徒さんと
船長さんのご冥福を
心よりお祈りいたします
報道によれば学校側は
「船に乗ることについて
旅行会社は関わっていない」
と説明しているようです
つまり旅行会社側から見れば
「中抜き(フリータイム)中の事故」
という扱いになります
受注型企画旅行であっても
学校側が直接手配した
自主研修プログラムにまで
責任を負うのは難しい
それが業界の現実的な
ラインだと言えるでしょう
そこそこ大きな売上げとなる
修学旅行で 学校側の教育方針に
口を挟むのは勇気がいります
たとえ内容を知っていても
「フリータイム中なら…」
と 一線を引いてしまう気持ちも
正直よくわかります
それにしても今回の件 、
学校側が建設反対派団体と
直接連絡を取り合って
乗船依頼までしていたとなれば
普通の感覚からすれば
にわかには信じがたい
研修プログラムの内容です
国の決定で建設が進む
辺野古の基地に対して
ある種偏った考え方を
修学旅行という教育現場の行事に
持ち込むのはどうなのか?
バスの車窓から見れるのなら
「あそこが建設現場です」
と説明するに留める程度で
一部の生徒だけで
船で近づいてまでやる平和授業が
本当に必要だったのか?
「考え方の是非」については
個々の判断に任せるのが
本来の教育旅行の姿では ないかと
個人的には感じてしまいます
同じ船の事故で言えば
ちょうど知床の事故も
4月の出来事でしたが
こうした事故が起きるたび
海の恐ろしさを痛感します
知床の事故の教訓は
「波が高いのに出航した」
「連絡体制が不十分」
「検査が形骸化していた」
など多岐にわたりました
今回の辺野古の事故も
波浪注意報が出ている中の
出航判断であったり
ボランティアの船という
法的な安全網の外にある
手段を選んだことなど
共通する点が多くある気がします
プロの運行管理者が 不在の状況で
「大丈夫」 という主観を優先した
結果の代償は大きすぎます
旅客を乗せるための
登録や申請がない船に
大切な生徒さんを乗せる
そのリスクの大きさを
教育現場が軽視していた
と言わざるを得ません
我々旅行会社は常に
「最悪の事態」を想定し
安全を最優先に考えます
今回の事故をきっかけに
手配外のプログラムでも
危険があれば警鐘を鳴らす
そんなプロとしての意識を
改めて持ち続けたいと
身が引き締まる思いです
二度とこのような悲劇が
繰り返されないことを切に願うばかりです
それでは今日はこれくらいで


