変わる国際観光都市「別府」の表玄関
大分で旅行業やっています
おおいたツーリストの中村です
今朝の新聞に出ていた記事です
別府駅前の近鉄百貨店跡地に
大型観光ホテルの建設計画があり
早ければこの夏から着工するのだそう
1994年に近鉄百貨店が閉店後、
約4500㎡の「空き地」状態で、
現在は福岡市の不動産会社が所有し
現在はコインパーキング
ビジネスホテル「ドーミーイン」を
展開する共立メンテナンス(東京都)が
同社の和風ブランドとなるホテルになる
可能性があるという
泉都別府の駅前の一等地でぽっかり
空いたその場所は、もうずいぶん長く
その状態が続いている
別府駅周辺は最近、ホテルの
新築ラッシュとなっており
昨年7月にビジネスホテルの
スーパーホテル別府駅前が開業
今後、アマネク別府(257室)の
今年12月のオープン予定で
アパホテル別府駅前(177室)は
来春オープン予定
道路を挟んだ別府湾沿いでも
高級旅館の星野リゾート界別府
(70室)が今夏から開業見込み
この駅前、北浜エリアは、二次会の
歓楽街に歩いて行ける距離にあるので
他のエリアに比べ団体客にも人気
温泉情緒という点では
多くのホテルが点在する
鉄輪(かんなわ)エリアや
杉乃井を筆頭とする
観海寺(かんかいじ)エリアも
確かに人気はあるんですが
どうしても、二次会に飲みに出たい
というリクエストとなれば
この駅前、北浜エリアという事になる
昨年、
このエリアの「ホテル三泉閣」が
倒産したこともあって
今後、周辺の小規模な旅館、ホテルが
徐々に姿を消していく可能性と同時に
団体、グループから個人へのシフトが
更に加速していくと思われます
「インバウンド需要がいつ戻るのか」
それ次第では、しばらくの間
別府全体の客室は飽和状態となり
老舗と呼ばれるホテルは苦戦が
続くのではないかと思われます
現在、新規オープンを準備している
施設はもちろんですが
アフターコロナを見据えて
特色ある方向性が、すべての宿に
求められてくるのだと思います
今回計画されているホテルには
商業施設も併設されるとの事で
別府市民のみならず、観光客にも
明るい話題となるのかもしれませんが
同業者としては戦々恐々なのでは
今後、計画の進捗に注目して
いきたいと思います
それでは、今日はこのくらいで