全国旅行支援で平等な扱いになっているか?
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
今日もよろしくお願いします
昨夜、ある県の
観光事業支援事務局
(全国観光支援を行うにあたり
各県毎にこうした事務局が
出来ているのですが)
そこからこうした通達メールが
送られてきていました
このたび,観光庁から,全国旅行支援の実施に当たり,一部の参画事業者において,障害を有する方の利用も前提としている,いわゆるユニバーサルルームを利用する宿泊プランを対象外とするといった取扱いが行われていた事例が確認されたことを踏まえ,「できる限り多くの方々に平等に本支援をご利用いただき,正当な理由なく,特定の利用者の方が本支援を受けられないといった差別的な取扱いとなることのないよう,参画事業者への周知・徹底をお願いしたい」旨,県に要請がありました。
各参画事業者様におかれましては,本趣旨を十分踏まえ,適切な販売を行っていただきますようお願いいたします
つまり、身体にハンデを持った方が
利用するための部屋に対しては
全国旅行支援の割引対象とならない
設定に宿泊施設がしてしまうというもの
そう言う事は行わないでください
という通達を事務局から宿泊施設に
送ったモノです
どういう意図があって
そういった取り扱いをされたのかは
不明ですが
いずれにしても「差別的な取扱い」
と、言わざるを得ないでしょう
今回の制度は、国が地方に予算を出し
地方がそれぞれルールを作っていて
さらに宿泊施設に適用となる商品を
任せている為か
1泊2食付き商品は対象になるが
素泊まりの場合は対象外だとか
ネットからの予約は対象になるが
旅行会社からは対象外だとか
やたら宿泊施設が強気のところが
目につきます
それだけでも嫌気がして
宿泊施設の予約はお客様に直接
お願いしています
私らからしてみれば
身体に障害をもつ方のみならず
旅行会社の大小だけでも
結構な差別を受けている印象です
統一窓口というのが
東京にあって、そこから毎日のように
新着のお知らせが届いています
宮崎県では今週末で
予算の終了が見込まれるため
新規の受付は終了するという
通達もきていました
昨日、問い合わせした
宮崎のホテルの支配人さんによれば
発売したその日に
「手持ちの予算は無くなった」
と、仰っていました
大分県で言えば
まだそんな所はあまり聞きません
県によって予算配分が
多少違うのかもしれませんが
大分と宮崎でそれ程の差が
あるとも思えません
もう終わるのか?という思いと
もう、終わっていいよという
両方の思いがあります
今回のような
宿泊客を障害の有無や
それを部屋を利用するかどうかで
割引が利用できる
出来ないの差が発生するというのは
あまりに権限移譲をし過ぎた結果
なのではないかと思っています
財源は税金であり、「できるだけ
多くの方に今回の制度を」
の、部分が忘れられ
施設の都合のいいように
アレンジされているという気が
しないでもないですが
ともあれ、まだまだ続くわけで
振り落されないように
しがみついて行くのみです
それでは今日はこれくらいで