円安でも好調なハワイは「トキハ現象」とリベンジ需要
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2026年8月1日(土曜日)
2535号になります
きょうもよろしくお願いします
昨日、航空各社が発表した
お盆休みの予約状況を見ていて
ちょっと気になるデータがありました
特に目を引いたのが「ハワイ線」です
円安が続き、海外旅行はかなり割高ですよね
ホテルや航空券、現地での食事や
観光まで含めると
3人家族なら100万円を
超える旅行代金も珍しくありません
なのになぜハワイはこれほど強いのか?
数字を読み解くと 面白い事実と
旅行者の心理が見えてきます
まずANAは2025年のお盆のハワイ線予約数
過去最多の約2.3万人を記録しました
前年に続いて 2年連続の過去最多更新です
実際の搭乗率も91.4%と高い数字でした
これだけ見ると
「ANAが独走してJALは不調?」
と思いがちですが 実は違います
JALのハワイ・グアム線の予約数も
前年比で113%と伸びていました
ただJALは座席の供給数を
116%も増やしていたんです
座席をたくさん用意した分
予約率は85.1%となり
見た目でANAほど目立たなかった
でも少なくともハワイ・グアム方面への
需要が弱かったとは言えません
ではなぜ円安でも
ハワイに行きたくなるのでしょうか
ここが今回の一番面白いところですが
最大の理由はハワイという目的地が持つ
「圧倒的なブランド力」と
「代わりのなさ」にあると思います
例えば・・・
「海外が高いから国内旅行に変更しよう」
という選択肢はあっても
「ハワイが高いから別の国に変更しよう」
は 意外とないんです
ハワイを目指す人の多くは 単に
「海外でリゾート気分を味わいたい」
じゃなく
「ハワイだからこそ行きたい」
という強い目的を持っています
大分県民で言うところの
「トキハの包装紙」みたいなものです
違うかもしれんけど・・・
私は勝手にこれを
「トキハ現象」と呼んでいます。
家族旅行やハネムーン
子どもの海外デビュー
そして長年の夢だった特別な旅行など
ハワイは単なる観光地を超えた
「一生の思い出」を作る場所なんです
だからこそ 多少価格が上がったところで
他国へ振り替えるような代替が効きません
ここぞという大事な方へのお中元は
「トキハの包装紙」じゃないですか?
違うかもしれんけど・・・
さらに コロナ禍で何年も
旅行を我慢させられた反動も
背景として残ってる気がします
「またいつ行けなくなるか分からない」
「行ける時に行きたい場所へ行っておこう」
という意識が コロナ以降は
以前よりも強くなった気がします
つまり円安だから
海外を諦めるのではなく
「円安だからこそ限られた予算を
一番行きたい場所に集中投下する」
そんな消費心理が
強くなっているのかもしれません
旅行というのは、単純に
「安いところへ行く」
という商品ではないんです
多少高くても、「ここに行きたい」
と思わせる目的地に人はお金を使う
ハワイの予約状況を見ていると
「不変の強さ」を改めて感じます。
それでは今日はこれくらいで

