終わらないと思っていたコスモス園が今年で終わります
おんせん県おおいたで
旅行会社をやっています
おおいたツーリストの中村です
2026年9月27日 日曜日
2593号になります
きょうもよろしくお願いします
今朝の地元紙を見て
ちょっと残念な記事が
目に入りました
中津市三光の
「三光コスモス祭り」が
今年で最後になるそうです
八面山のふもと
田んぼを利用して作られる
広大なコスモス園です
私も旅行会社をやっていて
この時期の中津方面の日帰り旅行では
ずいぶんお世話になりました
何といっても入園無料
これが旅行商品を作る側には
ありがたかったんですよね(笑)
コスモスを見て昼食を食べて
中津の観光地を回って
日帰り旅行のできあがり
そんな感じで何度も
行程に入れさせてもらいました
それが今年で終わる
2007年に始まって
今年で20年
毎年10万人前後が訪れ
これまでの累計来場者は
179万人にもなるそうです
最も多かった年には
期間中15万6千人
もう立派な
三光の秋の風物詩です
約32ヘクタールの田んぼに
コスモス約2400万本
ヒマワリ約10万本
数字だけ聞いても凄い規模だと
思いません?
この景色を作ってきたのは
どこかの大企業でも
行政だけでもありません
地元の農業者の皆さんです
トラクターで耕して
種をまいて
草を刈って
毎年これを繰り返して
あの景色を作ってきた
ところが
その農業者の皆さんも高齢化が進み
構成員は当初の約3分の2
平均年齢は70代後半
20年続けるというのも
簡単な話ではありません
しかも
最近は天候も安定しないし
雨が降らなければ開花の心配をする
「来年もよろしくお願いします」
と簡単には言えない事情が
そこにはあるんでしょうね
だから仕方ない
そう言われれば
確かにその通りなんだと思います
でも
ずっと続いていくものだと
勝手に思っていた側からすると
やっぱり少し寂しい
私のような地元の旅行業者は
きっと同じように感じている人も
多いんじゃないでしょうか
「あそこに行けばコスモスがある」
そう思って
毎年のように行程を作っていた場所が
なくなってしまう
観光地というのは
新しく作ることばかりが
話題になりますが
実際にはこうやって
長年続いてきたものが
なくなっていくこともあります
そして
その理由をたどっていくと
結局そこにも
少子高齢化だったり
担い手不足だったり
気候の変化だったり
今の地方が抱えている問題が
出てくるんですよね
20年続いた
三光コスモス祭り
今年が最後です
10月8日から25日まで
最後のコスモスが
きれいに咲いてくれることを願います
私も今年は
旅行会社としてではなく
一人の観光客として
見に行ってみようかな
20年間
本当にお世話になりました
こういう景色も
当たり前じゃないんですからね

